第19話
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様子を見守っていたアニエスは不安そうな表情でどうやって勝負を止めるか考え、フェリは真剣な表情でアニエスの考えは難しいことを答えた。
(いい動きをしてやがんな……なら、”巻き取る”か。)
アーロンの強さに感心したヴァンは武器を構えなおして力を溜め、それを見たアーロンも武器を構えなおして力を溜め、互いに睨み合った二人が同時に地面を蹴ってそれぞれの攻撃を繰り出そうとしたその時
「いい加減にしなさい――――――!」
突如女性の声が聞こえた後二人がぶつかり合う瞬間に割り込んだ女性――――――エレインが繰り出した剣によって二人の武器はそれぞれ地面に弾き飛ばされた!
「ッ………!?」
「…………………ったく、お前かよ。」
自身の武器が突如弾き飛ばされた事にアーロンが驚いている中、勝負に水を差した人物がエレインである事を確認したヴァンは肩を落とした後苦笑しながらエレインを見つめて声をかけた。
「エレインさん……!?」
「遊撃士の……」
「ソ、”剣の乙女”……!?」
「あの有名なA級遊撃士の……!」
「どうしてここに!?」
エレインの登場にアニエスとフェリは驚き、見物人達もそれぞれ驚き
「う、嘘だろ……!?」
「……マジかよ……」
半グレ達や東方人の青年達もそれぞれ信じられない表情を浮かべていた。
「曲がりなりにも公共の場―――私闘は禁じられています。”そちら”の貴方たちもこの上まだ暴れ足りませんか?」
その場にいる全員に注意をしたエレインは半グレ達に視線を向け
「クソが……お綺麗なツラして前にも地元のチームを一人で……」
「な、何が乙女だ……!女ごときにこれ以上舐めた真似―――
視線を向けられた半グレ達は怒りの表情でエレインを睨んだが、対するエレインは半グレ達を睨むと共に威圧を放った。
「ひぃぃ……!!」
「覚えてろおおっ……!!」
エレインが放つ威圧と睨みに怯んだ半グレ達はその場から逃げ去った。
「ハッ……噂のソード・メイデン殿か。―――――このオッサンはともかく、連中についてはオレたちの問題だ。”黒月”すら差し置いて遊撃士が首を突っ込むつもりかよ?」
一方弾き飛ばされた得物を拾って鞘に収めたアーロンはエレインに問いかけ
「ええ、貴方たちが黒月に属さぬ民間人なら”支える篭手”の名に賭けて――――」
エレインの答えを聞くと厳しい表情でエレインを睨んだ。
「……まあ、先程の腕前を見る限り優先度は低そうですが。」
一方アーロンの様子を目にしたエレインは苦笑しながら答えた。
「ならいい――――癪だがアンタもエレボニアから来た連中同様格上なのは認めてやるよ。こっ
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