第19話
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聞いた半グレ達が血相を変えて視線を向けると建物の屋上に赤毛の青年――――――アーロン・ウェイが不敵な笑みを浮かべてヴァン達を見下ろしていた。
「あれは……東方人街の悪タレか!」
「来たか、派手にやれ――――――!」
アーロンの登場に見物人達は嬉しそうな様子で声を上げ
「あ、あの人が……」
「アーロン・ウェイさん……」
「このタイミング……狙ってやがったな?」
アニエスとフェリが驚きの表情でアーロンを見つめている中、ヴァンはアーロンが現れたタイミングを考え口元に笑みを浮かべた。
「くっ……」
「ここは一旦――――」
一方アーロンの登場に苦々しい表情を浮かべた半グレ達は退却を始めたが
「クク……ボケが。逃げられるワケねえだろ―――――!!落ちろ―――――落雷!!」
「うわあっ!?」
不敵な笑みを浮かべたアーロンが魔術を発動し、アーロンが発動した魔術によって目の前に落ちた雷に退却を始めた半グレ達は怯んで立ち止まるとその隙に跳躍したアーロンが半グレの一人を蹴り倒して再び跳躍し、着地と同時に得物である双星剣を振るって更に二人の半グレ達を地面に叩き伏せた。
「セイ!ホアン!」
「おお――――!!」
「待ってましたァ!!」
そしてアーロンがいつの間にかその場に現れた東方人の青年たちに呼びかけると、アーロンの呼びかけに応えた青年達が残りの半グレ達をあっという間に地面に叩き伏せた。
「おおっ、さすが”麒麟児”だぜ!」
「”羅州の小覇王”って名前も伊達じゃなさそうだな……!」
「凄いですね……」
「はい……それに迅さも。」
「ああ――――予想以上だな。」
アーロン達の強さに見物人達が興奮している中アーロンの強さを目の当たりにしたアニエスとフェリの感想にヴァンが頷くとアーロンがヴァン達に近づいて声をかけた。
「よお、アンタらがチョウに雇われたっつー連中だな?北カルバードの旧首都くんだりから煌都へようこそと歓迎したい所だが――――――」
「危ない!!」
ヴァン達に声をかけたアーロンは自身の得物でヴァン達に襲い掛かり、アーロンの行動に逸早く気づいたフェリが自身の得物でアーロンの得物を受け止めた。
「くっ……!」
「へぇ、猟兵ってヤツか?その歳にしちゃやるじゃねーか。―――――だがすっこんでな、チビ。てめえじゃそのオッサンの足手まといだ。」
「ッ……」
「誰がオッサンだ、誰が!」
アーロンの言葉にフェリが唇を噛みしめている中自分を”オッサン”呼ばわりしたアーロンに反論したヴァンは呆れた表情で肩を落とした後アニエスに視線を向け、視線を向けられたアニエスは頷いた後フェ
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