暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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次の日、学校に行くと、校門の横には金モールで飾られて (祝 全国制覇! ラグビー部3年生女子 大活躍!) の横断幕が華々しかったのだ。そして、ホームルームの時間をつぶしての全校集会が行われ、私達3年生全員が体育館のステージに並ばされていた。
「ここに居る生徒達は、昨日行われた 中学生女子の全国大会の決勝で見事勝利を収めたんです。全国一だよ 大阪代表ということで、我が桜中の名前は表には出なかったけど、チームの大半が、ここに居る3年生なんだ 皆さんで その栄誉を讃えてください」と、校長の言葉があって、元キャプテンの璃々が
「皆さん 応援ありがとうございました 私達は 跳んで跳ねてキャンキャンズ してきました!」
「うむー なんだー 水島実海という生徒が居てな 2年前 一人で雑草だらけの荒地で草むしりをして、ボールを追いかけていたんだ そのうち仲間を増やしてな それが、このメンバーなんだ その時は、全国に行くんだって 夢みたいなことを言っていた 私は、その時、夢を持つのは良いことだ 程度に思ったんだがー 全国に行くどころか たった2年で奇跡みたいなことをやり遂げたんだ それまで、運動部は華々しくなかったけど、桜中の名前を全国に・・・」と、先生も璃々も私をマイクのところに押し出して
「あのー 私達が感謝しなければいけないのは・・・ 学校のみんな 他のクラブの人達 そして、卒業していった先輩達 それに、先生方の応援 それと 校長先生は私達をいつも暖かく見守っていてくれました 勇気をもらえたんです 私は、ラグビーをやって 本当良かったと実感しているんです 私達が 今 ここに立てているのも 皆さんのお陰です ありがとうございました」深くお辞儀をしていた。みんなから、大拍手が沸き上がっていた。
「みゅん 決まったねぇー 校長先生も涙ぐんでいたよ」
「うん 泉希 みゅうみゅん 声 震えて無かった?」
「なぁ それくらいが丁度良かってん 可愛かったよ 七海なんか大泣きしてたよ」
その次の日にスポーツ新聞に私達のことが取り上げられていて (中学女子ラグビー 大阪代表がグループ優勝 チームのメンバーにはラグビーを始めて間も無い 桜中学校の生徒が大半で彼女達はミラクルを起こしたのだ)という小さな記事が載っていたのだ。校長先生を初めとして大騒ぎで、掲示板にも貼りだしていた。
その騒ぎが収まった時、3者面談が再開されて、国守先生が
「全国大会の後、紅林先生のとこに、盛んに西の丸学院から誘いが来てるそうじゃぁないか ぜひとも、特別推薦枠で皆んな揃って来て欲しいってな あそこも全国制覇を目指してるって」
「先生 私・・・西の丸には行きません! 聖女学院受けます 一般で」
「うっ そうか 水島さんなら 推薦でも・・・」
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