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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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「いいんです 一般入試で・・ それと 公立高校も」
「どうして 公立?」と、それまで黙って聞いていたばっちゃんが
「うっ まぁ 滑り止めやー」と、誤魔化していたが、私は、決めていたのだ。泉希と一緒にと。多分、彼女は西の丸にも行かないで公立なんだろうと。彼女のことだから、親に負担を掛けたくない思うに決まっている。
結局、西の丸学院のスポーツ推薦に申し込んだのは、栞奈、朝陽、美鈴、鈴花の4人だった。だけど、その時になって、栞奈と朝陽は受験しなかったのだ。
「なんで 西の丸 受けへんかったん?」私は、申し込みもしなかった璃々に問い詰めていた。
「う〜ん だって 又 あの二人の先輩やろぉー? ウチは京都の立志舘に行こう思ったの 女子ラグビーやってるしな まぁ 公立もどっか受けるけどな もう ラグビー辞めてもええかなーって 他の運動」
「なんやのー 璃々にしては あやふややなー」
「あやふやなん みゅんのほうやんかー 聖女学院行くんやろー? ラグビー どうすんの?」
「・・・まぁ それは・・・ どっかのクラブチームでも・・・」と、何となく気まずかったのだ。
そして、西の丸学院への合格の知らせが二人に来て、美鈴は
「ウチ等 ふたり 少し遅れて入ったやんかー だけど、桜子、美玖先輩は何かと声を掛けてくれて、励ましてくれたんやー だから、もう一度 一緒にやりたいって 鈴花と決めたの」
「うん いいんじゃぁない あそこならレベル高いし 全国にも行けるよー」
「みゅん達とも 一緒にやりたかったんやけどなぁー」
「ごめん ウチの家も 離れ島やろー そんなにお金無いからー」
「うそっ 聖女学院に行くんだろって 話ちゃうん?」
「あぁー あれは じっちゃんがお金出してくれるって・・・」
その後は、皆の仲がぎくしゃくしてしまっているようで、進学の話はタブーになっていたのだ。たっ君に相談しても「僕のがどうのこうのって 口を挟む話じゃあないよ」と、つれなかったのだ。
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