第七百四十二話 童顔だとその十二
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「バビロニアとかね」
「古代国家だね」
「連合に復活したね」
「アルフレトとかビアンカはアッシリア人でね」
「エイミーはフェニキア人で」
「ローリーはヒッタイト人で」
「うちのクラスにもいるけれどね」
ウェンディは言った。
「古代国家の人達って」
「古代民族の末裔だね」
「末裔って言っても」
「一滴位だね」
「一滴位なら」
古代民族の血がというのだ。
「もう誰でもね」
「入ってるね」
「私だってね」
ウェンディは自分のことも話した。
「入ってるわよ」
「そうだね」
「プリシラが言うには」
アラム人やはり古代国家の末裔という彼女もというのだ。
「アラムの歴史わかっていないらしいわ」
「そうなんだ」
「詳しくはね」
「自分の国なのに」
「詳しい歴史は」
アラムのそれはというのだ。
「建国してかららしいわ」
「そこからはじまるんだ」
「そうみたいよ」
これがというのだ。
「聞いた話だと」
「そうなんだ」
「まあはっきりしてないからね」
「紀元前の歴史だからね」
「むしろはっきりしている方が凄いでしょ」
「中国みたいにね」
「その中国だってね」
ウェンディは蝉玉の祖国であるこの国の話もした。
「はっきりしていない頃や時代あるしね」
「紀元前だと」
「まだ周代の頃は」
西周時代である、とはいってもこの時代では二十一世紀初頭よりも遥かに色々とわかって研究が進んでいる。
「はっきりしていないしね」
「遷都するまでは」
「蝉玉も言ってたでしょ」
「商を倒してね」
「それから暫く、数百年はね」
その遷都までだ、幽王の頃にこの国は一旦都を攻め落とされているのだ。
「はっきりしてないし」
「そうだし」
「紀元前の頃は」
「はっきりしていなくても仕方ないね」
「ええ、まあ一滴でも血が入っていたら」
ウェンディはそれならと話した。
「言えるでしょ」
「その国の人だって」
「数千年前でもね」
「そうなんだね」
「イスラエルだってね」
今度はアンの国の話をした。
「十支族は」
「今は見付かったけれど」
「実際かなりね」
「怪しいって言われてるし」
「だからね」
それでというのだ。
「もう一滴でも入ってたら」
「それで言えるんだね」
「イスラエルハヘブライ人だけれど」
「ヘブライ人の血が入っていたら」
「それでよ、もっと言えば入ってるってね」
その様にというのだ。
「言えばね」
「それで済むね」
「そうよ、自称でもね」
「十支族にもなって」
「他の古代民族にもね」
「なれるってことだね」
「今は引っ越して」
その国にだ。
「市民権を取ればでしょ」
「それでなれるね」
「だからね」
それ
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