第七百四十二話 童顔だとその十一
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「そう呼ばれてるんだよね」
「もうそちらの名前の方がね」
仇名の方がというのだ。
「有名よね」
「そうなってるね」
「いや、あの人って」
「小柄なことは兎も角ね」
「凄い人よね」
「若し噂が本当なら」
セドリックは言った。
「千年以上生きているっていう」
「それならね」
「サン=ジェルマン伯爵並に凄い人だね」
「そうよね、何か古代の知識一杯知ってるっていうし」
「シュメールとかエジプトとかアステカとか」
「インカとかね」
「インカ帝国の知識なんて」
ウェンディはそれこそと話した。
「今だってね」
「わかっていないこと多いからね」
「スペインの連中が滅茶苦茶に壊したから」
連合ではこう教えられている、そしてエウロパの邪悪な行動の一つとして反エウロパ感情をはぐくませているのだ。
「それでね」
「残されたものが少なくて」
「それでよね」
「わかっていないこと多いのよね」
「うん、けれどね」
「あの人何かと知ってるみたいね」
「そのインカ帝国のことも」
この国のこともというのだ。
「そうだったね」
「そうよね、しかし」
ウェンディはこうも言った。
「古代の文字を読めるのね」
「あの人はね」
「何か色々あるのよね」
「古代文字と言っても」
「それぞれの文明で」
「けれどあの人は」
「そうよね」
実際にというのだ。
「これが」
「読めるんだよね」
「それもかなりね」
「それ見たら」
それならとだ、セドリックは話した。
「あの人ってね」
「実際に仙人か何かになっていても」
「おかしくないね」
「そうよね、インカ帝国って文字なかったのよね」
「そうそう、縄文字っていう」
「縄を使って表現して」
「それでだよね」
その様にしてというのだ。
「記録も残していたね」
「そうらしいわね」
「それでアステカとかマヤは」
メキシコにあった文明である、尚マヤ文明はコルテスが滅ぼしたことが連合では誰もが知っていることであり悪事と批判されている。
「壁画あるから」
「それが調べられてね」
「ある程度わかっているけれど」
それでもというのだ。
「今でもね」
「謎な部分多いよね」
「シュメール人にしてもね」
「今連合にシュメール共和国あるけれどね」
「シュメール人の末裔の人達の国だね」
「ええ、けれどね」
「実際にシュメール人の末裔か」
[DNA検査してもどうもね」
そちらで確かめてもというのだ。
「シュメール人の血が入っている人は」
「少ないんだ」
「入っていても紀元前数千年前だから」
シュメール人の文明が存在したのはというのだ。
「かなりね」
「少ないね」
「一滴でもとか言ったら」
「もう誰でもだよね」
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