第百二十一話 どう違うのかその十三
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うなんて」
「本末転倒よ」
「本当にそうよね」
「何と言ってもね」
「そのことも覚えておくわ」
留奈は同級生に確かな声で応えた。
「差別はないに越したことはないし」
「戦争もそうでね」
「そうしたことも覚えておくわ」
そうして生きていくとだ、留奈は同級生に言った。そして彼女の日常をこの日も生きていくのであった。
第百二十一話 完
2024・2・8
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