第百二十一話 どう違うのかその八
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「人種とか傷害でね」
「阪神だったら最高だったわよ」
尚当初は南海に入る予定が巨人が横から強奪したのだ、これこそ巨人の十八番選手の強奪である。北朝鮮と同じである。
「これ以上はないまでに」
「そうよね、阪神だったらね」
「村山さん、吉田さん、小山さんと並んで」
「大活躍していたわね」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「阪神を今みたいなね」
「黄金時代にしていたわね」
「そうだったわ、それがね」
「残念よね」
「巨人に行ったことがね」
留奈は残念そうに述べた。
「つくづくね」
「そうよね。ただそうした人が差別されないで」
「能力を発揮出来て」
「それで成功するならね」
そうであるならというのだ。
「その社会はいい社会よ」
「そうなるのね」
「差別がないって」
このことはというのだ。
「それだけでね」
「いいことね」
「日本にも差別はあるけれど」
イスラエルの娘もこのことは否定しなかった。
「やっぱりましよ」
「そうなのね」
「障害者の人への差別だってね」
「そんなにない方なのね」
「街、駅とかがそうね」
「車椅子とか目の見えない人の為の道や目印があるわね」
「そうしたところもしっかりしているから」
だからだというのだ。
「いいわよ。むしろまだ不十分って言ってるでしょ」
「ええ」
留奈もそれはと答えた。
「言ってるわ」
「それいいことよ、それでお肌の色でもそんなにね」
「差別しないから」
「いいわよ。まあ中にはね」
イスラエルの娘はここでうどんを食べながらだが今はその味よりも嫌なものを味わってそれを顔にも出して話した、
「偏見の強い人もいるわね」
「ええ、いるわね」
留奈も否定しなかった。
「極端な人がいて」
「そんな人もいるけれどね」
「残念だけれどね」
「こんな人も何処にいるし」
「それでなのね」
「もう言ってもね」
こうしたことはというのだ。
「仕方ないってね」
「言えるのね」
「変な人は何処でもいるから」
だからだというのだ。
「もうね」
「こうした人はなのね」
「仕方ないってね」
「思うことね」
「どの国もいるわよ、ヒトラーみたいなのは」
実に嫌そうな顔で話した。
「ナチスみたいなのは」
「あんたが言うと怖いわね」
「やっぱりナチスはね」
ドイツ国家社会主義労働者党、彼等はというのだ。
「私達にとってはね」
「最悪よね」
「もう何があってもね」
それこそというのだ。
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