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ハッピークローバー
第百二十一話 どう違うのかその七

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「それも全部本当のことらしいから」
「私もあの人のお話色々聞くけれど」
「発達障害ね」
「これも人種に関係なくね」
 それでというのだ。
「そうした人いるしね」
「モーツァルトさんも長嶋さんも」
「我が国で言うと」
 イスラエルならというのだ。
「アインシュタイン博士ね」
「滅茶苦茶有名な人ね」
「物凄い人だけれど」
 このことは事実だがというのだ。
「発達障害だったのよ」
「そうだったのね」
「本当に人種なんてね」
「関係ないわね」
「努力次第でね」
「どうにかなわるわね」
「それで障害を持ってる人もね」
 発達障害の様なというのだ。
「いるのよ、それで障害をどう活かすかよ」
「大事なのは」
「個性とも才能ともいうけれど」
「それ次第ね」
「そうよね、ただね」
 ここでイスラエルの娘は留奈にこうも話した。
「ぶっちゃけ長嶋さんってどの国でもね」
「変わった人よね」
「イスラエルでもよ」
「そうなのね」
「だって食堂で西瓜の先だけ食べて元に戻すのよね」
「それやって周りドン引きしたそうね」
 留奈もこの話は知っていた。
「他にはアンパンの中の餡子だけ食べて元に戻してハムサンドのハムだけ食べて」
「元に戻すのね」
「河豚食べに行って自分だけがばっと食べたり」
 自分の奢りだと言ってだ。
「他には休日にいきなりゴルフだからって人に言うのよ」
「どのゴルフ場の何番ホールか言わないのね」
「もういきなりね、忘れることもね」
 ビートたけし氏に言ってたけし氏が行こうとしたらたまたまステーキハウスで会ってステーキ食べながら今日ゴルフですかと聞いたという。
「あるし」
「凄い人ね、この人も人種はね」
「関係ないわね」
「どんな国でもね」
「こうした人いるわね」
「ええ、発達障害の中でもね」
 この個性の中でもというのだ。
「長嶋さんはね」
「凄い方よね」
「他にもお話一杯あるし」
 まことにそうした話にはこと欠かない。
「かなり凄い人よね」
「それで長嶋さんみたいな人も何処にもいるのね」
「ええ、人種に関係なくね」
「そうなのね」
「それでこうした人を差別しても」
「野球界の損失よ、というか日本でもね」 
 留奈は国家単位で話をした。
「長嶋さんは凄い人だから」
「巨人じゃなかったらもっとよかったわね」
「巨人は悪だからね」 
 まごうことなきそれである、日本を東京から悪による支配を為さんと常に策謀している恐ろしいチームであるのだ。
「だからね」
「そのことは残念だけれど」
「けれど凄い人なのは事実だから」
「長嶋さんが差別されて世に出ないなら」
「こんな残念なことはないわ」
「そうよね」
 イスラエルの娘も確かにと頷いた。
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