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妖精のサイヤ人
第十五話:伝説の超サイヤ人!!ナッパ!!
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 「…そいつは、やってみないとわかんねーぞ」

 「フッ、生意気なガキだ!!」

 再びこちらに殴りかかるナッパにネロは集中力を上げ、ナッパの攻撃を避ける。
 ナッパから放たれるマシンガンのような速さの拳の数々を間一髪に躱し。
 時折横から放たれる蹴りを全身の力を片手一本に集めて受け止めも尚、痛む腕。

 「くっそ…手が?げると思ったぜ…!」

 「がはははッ!よく耐えるぜ本当に!!」

 天津飯の気持ちが分かった気がする…と一言を零してネロもナッパへ仕掛ける。
 ナッパは油断しているのか、ネロの攻撃を軽く首を動かすだけで避ける。
 まるで目を閉じても見えると言わんばかりの余裕の表情だが――ネロのニヤリとした笑みを見て疑問を抱き――頭上からの攻撃を直に食らう。

 「おっ!?」

 「へっ!残像拳だ!!まだまだ行くぞ!!」

 「…ハッハァッ!!まぐれが当たったぐらいでよォっ!!」

 どうやら正面に残像を残し、攻撃していたかのように見せて本体は後ろで両手を組んで振り下ろす――頭に叩きつけるダブルスレッジハンマー!!
 そして赤いオーラを纏い更に加速し落ちていくナッパに続けて仕掛けるが、ナッパは口をガパッと大きく開けるのをネロは目視した。

 「!!しまっ!!」

 「があああああああ!!」


 「うわあああああっっ!!」

 ナッパの口から放たれるエネルギー波を防御することもできず向かっていたネロはそのまま光に飲みこまれていく――。

 そんなネロたちの戦いを、教団の人間たちは首を大きく開けて観戦していた。
 
 「な…なんだありゃ…あの二人、本当に人間か…?」

 「…怖い…あいつら、バケモンだ…」

 「…ガキはともかく、あのデカブツは有名だ」

 下っ端たちの元に、大きく腫れた頬を抑えた小柄な男が歩いてきた。
 その表情は苛立ちを浮かべながら黄金のオーラを身に纏うナッパを憎々し気に見つめて。

 「あっしでも名を知っている…最近闇市場で名が広がり始めた傭兵のサイヤ人でさ」

 「サイヤ人…?しかし、ここ10年では他の闇ギルドでサイヤ人が接点としていた村が滅びたのでは…」

 「生き残りが居ても変な話じゃねえでしょー、まぁあの脳筋野郎は出身じゃないらしいが…ん?」

 男たちが会話しているその中、ソレを見つけた男はにやりと笑う。
 その視線の先は――木で身を隠していたであろう、紅色の髪の少女が呆然と上空を眺めていた。


 「おい、捕まえろ」

 「へ、へい!!」

 




 「か…め…は…め…波っ!!!」

 「チッ、忌々しい技だ…オラッ!!」

 「!?片手で突き進むのかよ!!」

 20倍までに高めた
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