【第一部】新世界ローゼン。アインハルト救出作戦。
【第1章】教会本部、ヴィヴィオとイクスヴェリア。
【第1節】聖王教会本部の側の動向。
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心配してもらう必要は無いんだけど……ISだけがね。何て言うか、こう……麻痺してる、みたいな感じでさ。
この一か月で、その麻痺も少しずつ取れて来てはいるんだけど、まだちょっとマトモには使えない感じなんだよね。……で、あたしは元々、実戦ではディープダイバー以外にあまり取り柄が無いからさ。無理について行って足手まといになるのも嫌だし……それで、一人だけこちらに居残ったって訳よ。
まあ、それでなくても、あたしには『総長からの頼まれごと』もあったし、それに何より、『イクス本体のお世話係』っていう大事なお務めがあるからね」
それほど深刻な状況ではないのだと解って、ヴィヴィオもようやく安堵の表情を浮かべました。
「まあ、セインが残っていてくれて、私はラッキーだったかな。なんたって、毎日三食、セインの手料理を食べられるんだから。(笑)」
「そう言ってもらえると、あたしとしても、居残った甲斐があるってもんだよ。……とは言っても、あたしも一人だけじゃ、さすがにこちらの手が足りないからね。実は、今朝のうちに総長に頼んで、三人ほど助っ人を呼んでおいてもらったんだ。みんな、もう二〜三日もすれば、こちらに着くと思うよ」
こうして、高町家の三姉妹は教会本部で、「避難生活」とは名ばかりの、随分と暇で優雅な生活を送り始めたのでした。
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