【第一部】新世界ローゼン。アインハルト救出作戦。
【序章】ベルカ、新たな〈次元航路〉の出現。
【前編】ルートメイカー、起動する。
[6/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
きました。(笑)
【ちなみに、「プロローグ 第10章」でも述べたとおり、この合同訓練と同じ時期に、リンディは一人でひっそりと「四度目の里帰り」をしていたのですが……その話は、また第二部と第三部でやります。】
そうした3泊4日の合同訓練の後、八神家の八名とブラウロニアだけは〈グラーネ〉で一足先にカルナージを離れて、とある無人世界を訪れ、虫すら棲まぬ一面の荒野で「人知れず」自分たちだけの特別演習を実施しました。
中でも、はやてとヴィータは、リインやミカゲとユニゾンして「新たに習得した専用の魔法」を全力で使い、各々実際にその威力を確認します。
それらの魔法は、通常の管理世界では、そもそも「使用許可」が下りないレベルの魔法でした。
(どちらも、新暦92年の3月に〈無限書庫〉へ転送されて来た「雷帝の離宮の隠し書庫」から得られた情報に基づいた、極めて特殊な資質が要求される魔法です。)
さて、翌12月の上旬、フェイトは西方での一連の捜査が空振りに終わると、補佐官たちとともに一旦ミッドに戻って数日間の「臨時休暇」を取り、三人とも、それぞれの実家で大いに体を休め、英気を養いました。
【その際に、フェイトは母リンディの旧友であるエルドーク・ジェスファルード提督から、ひとつ「お願いごと」をされていたのですが……シャーリーの進退にも関わって来るその話は、また第二部でやります。】
そして、同月の中旬、フェイトは再び捜査四課からの情報に基づいて今度は北方へ向かい、やがてベルカ〈中央大陸〉北部州の中東部に拡がる荒野で(古代ベルカでは「禁足地」とされており、現実にずっと「無人の辺境」だったはずの土地で)その地下に「巨大な空洞」と地下遺跡があるのを発見しました。
フェイト自身は、ロストロギアの行方を追って「大規模窃盗団の根拠地」もしくは「秘密の盗品集積地」を探していたつもりだったのですが、どうやらまた空振りだったようです。地表にまでは誰かが訪れたような形跡もありましたが、どう見ても、この地下遺跡の内部にまでは、近年になって誰かが実際に出入りをした形跡はありません。
巨大な地下遺跡(神殿?)の建築様式があまり「古代ベルカ様式」には見えないことや、天井となっている岩盤が必要以上に加工されているように見えることが、少し気になりましたが、遺跡の調査はさすがに専門外です。
そちらは現地のスクライア一族に任せ、何かあったら自分にもすぐに知らせてくれるよう頼んだ上で、フェイトはまたシャーリーやマルセオラとともに「一連のロストロギア盗難事件」の広域捜査に戻ったのでした。
しかし、翌95年の3月15日、フェイトが見つけたその地下遺跡で、神殿(?)の内側に隠されていた「謎のシステム」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ