【第一部】新世界ローゼン。アインハルト救出作戦。
【序章】ベルカ、新たな〈次元航路〉の出現。
【前編】ルートメイカー、起動する。
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擬戦」という訳にはいきませんでした。
それでも、カナタとツバサにとっては、第一線の大人たちと一緒に訓練したり、少人数での陸戦試合に参加したり、なのは母様たちの空戦試合を間近に観戦したりと、いろいろな意味でとても良い経験になったようです。
大人たちからも、『自分専用のデバイス無しで、ここまでできるのならば、立派なものだ』と、それなりの高評価を得られました。
ちなみに、スバルは〈エクリプス事件〉の最終戦の頃からもう「両手で」リボルバーナックルを使いこなしているので、それ以来、ギンガは日常的に、より軽量化された「量産機」を使っています。
今回は、ミウラもそうした量産型リボルバーナックルの「IS無しでも使えるように改良された新型機」を使って、〈エクリプス事件〉でも活躍したラプターの量産型である「機械兵」などと(ブレイカーは封印したままで)対戦しました。
その新型機の性能は、もちろん、「本家」のリボルバーナックルにはまだまだ及びませんでしたが、それでも、「誰にでも扱える量産機」としては充分な性能であることが実証されました。
また、今回の訓練では、それ以外にも、量産型ライディングボードの、やはり「IS無しでも使えるように改良された新型機」が使用され、カナタとツバサも特別に「試し乗り」をさせてもらいました。
こちらも、やはり「本家」に匹敵するほどの性能ではなく、地表からあまり高度を取ることもできなかったのですが、「空戦スキルに乏しい陸戦魔道師」にも充分に使いこなせるものであることが、ミウラやジークリンデによって実証されました。
どうやら、八神提督にとっては、こうした量産機の「最終テスト」もまた、今回の合同訓練の目的の一つだったようです。
なお、そうしたテストのデータ収集も、リインとアギトとミカゲの仕事でした。
と言っても、ミカゲは『ほとんど、ガリューたちと遊んでいた(ガリューたちに遊んでもらっていた?)だけだった』という話もあるのですが。(笑)
【実のところ、ナンバーズの「IS装備」に関しては、76年以降、いずれも「ISが無くても、よく似た効果が得られるような形」への改良計画が地道に進められていました。
最初に「改良と量産化」が上手く行ったのは、上記のとおり、ウェンディの「ライディングボード」でしたが、他にも、チンクの「シェルコート」や、オットーの「ステルスジャケット」の改良計画が、今も地道に進行中です。
(それ以外のIS装備に関しては、まだまだ難航しているようです。)】
参加者たちの中で、アルカイオス(18歳)だけは『これって、Cランク用の訓練じゃありませんよね?!』などと悲鳴を上げていましたが、七歳も年下のカナタとツバサに励まされて、何とか姉ブラウロニアたちの「しごき」にも耐え抜
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