第11話
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営みを邪魔する者を……みんなぶっ殺しちゃいます☆」
ニコッとしながら残酷な事を言っているフレイザード2号を観て呆れるハドラーちゃん。
「やはり違う……フレイザード2号の百合萌え女性の同性愛は、材料として利用した人骨の……素なんだ」
一方、殺されてたまるかと複数のメタルギメラが氷の息を一斉に吐いた。
しかし、
「氷結呪文……火炎呪文」
両手で2つの呪文を同時に発動させるフレイザード2号。
(今度は、あのポップを庇った大魔導士か!?)
それを視たハドラーちゃんが思い出すは、ポップがキルバーンの◇の9を破壊してダイを救おうとした時の呪文。
(使えるのか!?ポップとか言う小僧の最後の切り札を!)
が、この戦いでハドラーちゃんが注意しなければいけない事はそれだけではない。
「あ!いかん!そいつらに止めを刺すな!」
「え?」
メタルの名に恥じない程度の高い守備力と呪文耐性のお陰で命拾いしていたメタルギメラが、攻撃呪文を止めてしまったフレイザード2号に襲い掛かるが、
「イルイル」
その途端、メタルギメラ3匹がハドラーちゃんが持っている魔法の筒に封印されてしまった。
この光景にバラモスエビルが驚きを隠せない。
「な!?……何をしてくれたんだ?」
その質問に対し、ハドラーちゃんはあっけらかんと答えた。
「スカウトだ。俺の下で存分に働くが良い」
体の横で正面に向けた手を開いてエネルギーを溜めるデビルウィザード。
「ぐおおぉーーーーー!」
「ほう!お前極大爆裂呪文が使えるのか?感心歓心!」
「黙れぇー!極大爆裂呪文!」
そして、両手を突き出して巨大な破壊光弾を発射するデビルウィザード。
が、ハドラーちゃんが体の横で両手を上に向けて、両手を弓なりに伝わる炎の柱のようなものを発生させ、それを頭上で両手を合わせて圧縮―――
「ちょ!?……ちょっと待てぇー!」
「待てん。待ったら俺が極大爆裂呪文に当たってしまう……熱がれ!極大閃熱呪文ーーーーー!」
デビルウィザードの極大爆裂呪文がハドラーちゃんの極大閃熱呪文に撃ち抜かれ、何も無い所で破裂してしまう。
「ぐっ!てんのもんばん!」
神々しい金色をしたオッサンの石像が動き出してデビルウィザードを庇う。
が、金色の石像の攻撃を視た瞬間、ハドラーちゃんはガッカリした。
「駄目だな……ガンガディアに嫌われそうな戦い方だな」
ハドラーちゃんが体の横で両手を上に向けて―――
「させるか!呪文封殺呪文!」
その途端、両手を弓なりに伝わる炎の柱がきれいさっぱり消えてしまった。
しかし、ハドラーちゃんは
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