第六幕その九
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皆はまた観光をしてそれからスーパー銭湯に入ってサウナやワイン風呂を満喫してそれからでした。
鯨料理店に入りましたがおじさんもおばさんもお店の座布団に着席してから満面の笑顔で言いました。
「いや、スーパー銭湯もな」
「いいわね」
「サウナで汗をかいて」
「ワイン風呂や露天風呂も入って」
「普通の湯舟もな」
「水風呂に入りながらね」
「ああした場所もいいな」
おじさんはすっきりとしたお顔で隣にいるおばさんに言いました。
「本当に」
「そうね、それにね」
おばさんも言います。
「今こうして座布団の上に座っているけれど」
「椅子じゃなくてな」
「畳と障子のお部屋で」
「これも独特だな」
「そうよね」
こうお話するのでした。
「本当に」
「全くだよ」
「これが日本なのね」
「そう、あの国はこうしたお家の造り方で」
ドロシーがお話します。
「お店もね」
「こうなんだな」
「木造で畳や座布団があって」
「靴を脱いでお部屋に入って」
「そうして楽しむのね」
「そうなの」
まさにというのです。
「日本ではね」
「成程な」
「独特な国って聞いてたけれど」
「こんな国もあるんだな」
「オズの国には」
「今のオズの国には日本文化も入ってきていて」
それでというのです。
「日系人の人もいてね」
「こうしたお店もあってか」
「鯨も食べられるのね」
「そうなの、お寿司も天麩羅もあって」
そしてというのです。
「今晩はね」
「鯨か」
「鯨料理を頂くのね」
「これからね。色々と出るからね」
にこりと笑って言うドロシーでした、そしてです。
程なくして皆がいるお座敷のお部屋にお料理が運ばれてきました、そのメニューはどんなものかといいますと。
「ハリハリ鍋に鯨のお刺身に」
「ステーキにカツにね」
「さらし鯨にベーコンね」
「それでデザートは和菓子ね」
ドロシーはオズマとお話しました。
「そうなっているわ」
「それで日本酒も出て」
「そちらも楽しめるわ」
「豪勢ね。それじゃあね」
「ええ、今からね」
「鯨料理いただきましょう」
「そうしましょう」
こうお話してでした。
皆で鯨料理をいただきます、おじさんとおばさんも鯨をいただきますが。
「これが鯨のお刺身か」
「お魚とはまた違った味がするわね」
「美味いな、これも」
「そうね」
まずはお刺身に舌鼓を打ちました。
「こんな食べものもあるのね」
「海にはな」
「そうなの、ベーコンも美味しいから」
ドロシーはそちらのお話をしました。
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