第六話 運命が来てその四
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「これでも祖母ちゃんまだまだ元気だからね」
「そう、ここは戦隊として動かないと」
セッちゃんもゼンカイジャーの面々に言う。
「だからね」
「それならか」
「動くんだよ」
「そうするよ、じゃあ皆行こう」
五色田が言ってだった。
一行はラッキーと共に店を出た、そして彼等も戦いに入ったのだった。
ドクターマンを探しながら東京を歩きつつだ、ゴールドツイカーは軽いステップと手ぶりも入れて歌っていた。
「お〜〜れは海賊、気ままな海賊」
「ああ、海賊っていったらな」
ゼンカイジャーと一緒にいるラッキーが言ってきた。
「ゴーカイジャーも仲間だよ」
「あの人達ともか」
「ああ、知ってるみたいだな」
「同業者それも先輩としてな」
「そうなんだな」
「よく知ってるよ」
こうラッキーに答えた。
「俺も」
「そうなんだな」
「それで元気なんだな」
「ああ、皆な」
「それは何よりだな、じゃあ会ったらな」
「その時はか」
「飲もうか」
笑顔で言うのだった。
「一緒に」
「そうするんだな」
「憧れでもあるしな」
「憧れか、俺も憧れてる人いるしな」
五色田はゴールトツイカーの話を聞いてしみじみとした口調で述べた。今は三人で東京の街を歩いてドクターマンを探しているのだ。
「ビッグワンさんな」
「あの人か、噂じゃ滅茶苦茶恰好いいらしいな」
「その話聞いてさ」
「あんたも憧れてるんだな」
「そうなんだよ」
ラッキーに顔を向けて話した。
「俺も」
「そうなんだな」
「一度会って」
そうしてというのだ。
「話したいな」
「そうだな、俺も会いたいな」
ビッグワン、彼にというのだ。
「あの人に」
「そうだよな」
「ああ、是非な」
「今は凄く偉くなってるらしいけれど」
「地球のな」
「そう聞いてるけれど」
「一度な」
それこそというのだ。
「会いたいな」
「そうだよ」
「そしてお話したいな」
こんな話をしながらだ、ゼンカイジャーの面々とラッキーはドクターマンを探していたが。
その彼等の前にだ、ミニスカートの女子高生が来てだった。
ラッキーとぶつかった、そして少し跳ね返ってから鼻の頭を抑えて言った。
「痛っ・・・・・・」
「あっ、御免」
「いえ、私ちょっと余所見してたんで」
少女の方がラッキーに頭を下げた。
「お気になさらずに」
「そうなんだ」
「はい、それにこけてスカートの中が見える展開を考えたら」
こうも言うのだった。
「ずっとましです」
「そんな展開あるかな」
「ないよな」
五色田もラッキーも少女の話を聞いて述べた。
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