第17話
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際に会って、優秀そうで安心したよ。期待しているよ、アークライド君。」
「そりゃどうも。」
「さて、挨拶はこれくらいにして、依頼内容について話そう。」
「そうですね。――――――頼んでいた”噂”の方は?」
(”噂”……?)
(ああ……ひょっとしたら”4spg”かもしれません。)
(あ……!)
ヴァンがファンに頼んでいた”噂”について首を傾げているフェリにアニエスは自身の心当たりを答え、それを聞いたフェリは納得した表情を浮かべた。
「ちゃんと手を回して流したさ。東方人街と新市街の両方にね。随分と回りくどいがなかなか興味深いやり方だね。」
「ま、食いぶちを稼ぐ手段でもあるんで。」
「はは、今回の件が上手く行った暁には当然報酬を惜しむつもりはないけどね。こちらはチョウがクロスベルから戻ってくる明後日まで大きな動きに出るつもりはない。それまでは君達のやり方で自由にやってくれて構わない。ただしアルマータの動きがあったら優先的に連絡して欲しい。私から言えるのはこのくらいかな。」
「了解――――ただチョウが言ってた”人物”についてもう少し詳しい情報があると助かりますが。」
「ああ、それについては私より適任の者がいるのだが……」
「ごめん??、遅くなったわ!」
ヴァンの要請にファンが答えかけたその時娘の声が聞こえた後黒髪の東方人の娘が部屋に入ってきた。
「客人を待たせるとは――――――と言いたい所だが、ちょうどいいタイミングだ。こちらが”アークライド解決事務所”の面々だ。」
「もう来てたんだ?ごめんね待たせちゃって。貴方がチョウが言ってた解決屋さんね。へ〜、結構イケメンじゃない。わ、可愛い女の子が二人もいるんだ?初めまして、仲良くしようね〜。」
ファンにヴァン達の事を紹介された娘はヴァン達に近づいて興味津々な様子でヴァン達を見回して声をかけた。
「は、はい、初めまして。」
「……どうも。」
「初めましてか。ルウ家のお嬢さんだな?」
「そうよ、あたしはアシェン・ルウ。あの問題児について知りたいのよね?なら幼馴染のあたしが教えてあげるわ。」
ヴァンの確認に頷いた娘――――――アシェンはヴァン達にウインクをした。
「そろそろ時間か――――――私は会合があるので詳しい話は娘から聞いてくれたまえ。この部屋はこのまま君達が使うといい。愛車共々不自由なく世話をさせてもらうよ。」
「ありがたいが丁重にお断りしますよ。東方人街に飯店に予約を取ってるんでこれからそっちへ移動します。」
「やはり面白いな君は……それが”裏解決屋”としての流儀か。勿論構わないさ、さっきも言ったように君達のやり方で自由に
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