第七百四十一話 シヴァ家の敵その十二
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「嘘を吐きません」
「左様ですね」
「そこにもう出ますね」
「その人が何をしているか」
「それが」
「彼等はです」
日刊キムダイの者達はというと。
「その記事からです」
「まさに一目瞭然でしたね」
「悪人ばかりだと」
「その様にです」
「わかるものでしたね」
「そうです、ですから今の状況になっても」
そうであってもというのだ。
「人々はです」
「驚いていない」
「やはりと思うだけですね」
「まさにそれだけであり」
「当然と思っていますね」
「そうです、彼等は悪人だとです」
セーラは落ち着いた声で述べた。
「皆さんわかっていたのです」
「あまりにも記事が醜悪で」
「そして下劣なので」
「偏見と悪意に満ちて公平性もない」
「そうしたものなので」
「そうした記事は真っ当な人には書けません」
絶対にとだ、セーラは言い切った。言い切りながらそのうえで静かに遠くを見てそのうえで二人に話した。
「記事も書く人が出ます」
「その人間性が」
「確かに出ますね」
「匿名であっても」
「それでも出ますね」
「そうです、ですから彼等は驚かれず」
世間にというのだ。
「そのうえで、です」
「これからですね」
「罪に問われますね」
「訴えられていますし」
「そうなりますね」
「そうです」
まさにというのだ。
「確実に」
「何でもです」
ラメダスが言ってきた。
「廃刊そして倒産がです」
「発酵している新聞社のですね」
「それが言われていますが」
「なりますね」
セーラは確実だと答えた。
「その様に」
「そうですか」
「発行部数が暴落し」
犯罪行為が明るみになり評判が落ちてだ。
「そしてです」
「そのうえで、ですね」
「企業もです」
新聞社もというのだ。
「それによってです」
「株価がです」
「急落どころかですね」
「暴落しています」
「そうなってはです」
「倒産もですね」
「目が見えています、ただ」
ここでセーラはこんなことを言った。
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