第百二十話 客家その十五
[8]前話 [2]次話
「それが怪しい人は要注意よ」
「そうした人は信じたら駄目なの」
「サラリーマンとか公務員だとね」
こうした仕事に就いているならというのだ。
「農家の人も工場で働いている人達もね」
「普通の人だと」
「お給料貰ってるかお家のお仕事でね」
「収入を得ているから」
「だからね」
それでというのだ。
「信頼出来るのよ、何処からお金貰っているかわかって」
「その何処かを調べられるから」
「会社とかね。だからいいけれど」
そうであるがというのだ。
「ああしたどうして生計立てているか」
「わからない人は」
「裏で碌でもないことしてお金稼いでいるか」
若しくはというのだ。
「変な人から貰ってるか」
「そういうのだから」
「もうね」
それこそというのだ。
「信じない方がいいわよ」
「悪いことしてるか悪い人とつながってるか」
「どっちかか両方の可能性が高いから」
だからだというのだ。
「信じないでね」
「わかったわ」
富美子はそれならと応えた。
「そうするわ」
「それじゃあね」
「それで基地がどうとか言う人達もよ」
「信じないことね」
「大体勝手におトイレもうけたりしてるし」
基地の傍にだ。
「道占拠したりして」
「やりたい放題よね」
「それでね」
そうした有様でというのだ。
「何がまともか」
「無法だからね」
「それこそ警察がよ」
沖縄県警がというのだ。
「何とかしないとね」
「駄目よね」
「あそこまでいったらね」
それこそというのだ。
「駄目よ」
「けれどどうにもなっていないわね」
「そのどうにもなっていないことがね」
まさにというのだ。
「駄目なのよ」
「無法がほったらかしだから」
「それでよ」
まさにというのだ。
「警察で何とかしないといけないわ」
「そんな人達ね」
「過激派と近いかそのものでしょ」
姉はこうも言った。
「あの人達って。もう沖縄の知識もね」
「ないのね」
「基地だけでね」
「頭の中にあるのは」
「もう全部がよ」
「そういうのだけね」
「おきなわノートなんかあっても」
大江健三郎が書いたものである、尚大江健三郎は北朝鮮の帰国事業の話に涙したというがこの帰国事業の真相がわかっても釈明等はしていない様である。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ