暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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2月、学期末テストを終えて、3年生の送別試合を行うことになって、河川敷公園のグラウンドを借りていた。桜子、美玖先輩が大阪代表の時の仲間だと言う人を連れてきていて、フォワードを組んで、繭子、充ちるの5人は同じ高校の 西の丸学院に進むことになったと言っていた。それに、美鈴と鈴花とで相手チームを組んでいた。私達は沙菜、晶、栞奈でフォワード、私、泉希、璃々、朝陽で対抗することになっている。大阪A代表の5人だから実力的には向こうの方が上なのだろう。
そのことを聞きつけた西の丸学院の根来監督が笛をふいてくれることになって、試合が始まった。相手の充ちるのキックオフから始まって、栞奈を中心にラックになって、出たボールを私、泉希から璃々へ、璃々が突っ込んで泉希にリターンした時、繭子がすかさずタックルしていた。私達の攻撃パターンを呼んでいたのだろう。それでも、泉希からオフロードパスで朝陽へ・・・だけど、充ちると鈴花がふたりがかりで襲い掛かってきた。朝陽は苦し紛れのゴロキックを放って、私が追いかける展開に・・・ボールに追いついたと思った瞬間に美玖先輩の強烈なタックルで・・・跳ね飛ばされように感じたのだけど、ゴールラインが眼の前に見えて、ボールを持っている手を伸ばした。だけど、少しの所で届かずで、桜子先輩に奪われて、そのまま向こうの密集を受けて、あっという間に反対にトライを許してしまっていたのだ。
ゴールキックの間には
「ごめん ウチ スタート遅れた 朝陽のキックに対応遅れてん」
「みゅんのせいとちゃう! こっちのパターンは完全に読まれてマークされてるわ! 相手の比較的弱いところといったらー 美鈴と鈴花よ! みゅん その後ろ目掛けてキックね みんなで追いかけるわ チャンスがあるかも」と、
再開されて、ラックから出たボールを私は、美鈴と鈴花の後ろに低いパントを上げて行った。泉希、璃々、朝陽が追いかけて行ったのだが、相手フォワードの戻りが速くって、ノットリリースを取られたりで、その後も相手のフォワードの突進を止められなくて、前半は19-0になっていた。
ハーフタイムの時、璃々が
「キャンキャンズの武器はスピードよ やっぱりラインにまわして勝負しょ みゅん ウチの後ろにフォローして みゅんが流れて泉希に切り返しのパス 泉希が相手をひきつけてウチから朝陽に繋いで」と、
「そうだ ダメでも どんどん廻していけ」と、紅林監督も指示をしてきた。
後半が始まって、直ぐにマイボールのスクラムがあって、私、泉希、璃々へと、そしてフォローアップしていた私にボールが渡って、鈴花に向かって走った。だけど、その後ろには、もう相手フォワード陣の姿が見えたので、私は、ついていた泉希に切り返しのパスを送った。泉希は突進していって、相手をひきつけておい
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