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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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てパスを・・・朝陽は飛んでタックルにきていたのを交わしてスワーブで抜けきってゴールポスト下にトライしたのだ。

 その後は、私と泉希が繭子と充ちるにタックルを重ねて、我がフォワード陣も相手の突進を止めていて、相手を押さえたのだ。でも19-7。キャンキャンズとしては初めての敗戦だった。終わった後、私は、自然と涙が出ていたのだろう

「なんやー みゅん 泣いてるんかー?」

「泣いてへんワー! でも、泉希ぃ〜 負けるって こんなに悔しいんやねー」

「おぉー よし よしっ みゅんはあんまり負けるってこと知らんからなー 今日は しょーがないやん 格上みたいなもんやからー」

 その後、土手でお茶とおにぎりとお菓子を詩織先生が用意してくれていて、懇親会が開かれた。

「キャンキャンズのメンバーはなかなかいいぞー 去年のA代表相手にあそこまでやるとはなー 今年の、代表戦は楽しみだよー 1年生のふたりも頑張っていたじゃぁ無いか 後輩達も育っているなー ねぇ 紅林先生!」と、根来さんが

「はぁ 卒業するふたりがしっかりしていて きっちり 鍛えていますからー」

「伝統になって欲しいですねー 女子中学ラクビーが普通になるまで頑張ってくださいね ウチの学校もね 今年は、期待していたのが8人も入ってくれるんですよー 今年は、全国も目指せます そして、来年は、ここのメンバーも続いてくれるといいんですけどねぇー」

 その間に、詩織先生は私が手の甲を擦りむいているのに気が付いて、端っこの方に連れて行って手当をしてくれていて

「あの人 好き勝手なこと言ってるわねー 強くなっているのはキャンキャンズのお陰なのにね!」と、小声で

「詩織先生 でも あの人はキャンキャンズに好意的なんですよ」

「それは あなた達が実力あるからよ! だから、自分とこの学校に取り込もうとしてるのと違う?」

「そうなんかなぁー 詩織先生って 男の人には厳しいですよね 川越先生なんかも目の敵にしてるってー」

「そんなことないわよー 誰がそんなこと言ってるの? 私はね 男の人がベラベラと人のことを勝手にわかったようなことを言うのが好きじゃぁないの」

「ふ〜ん 詩織先生って 彼氏居ないの? というより、先生の歳もウチ はっきり、知らんわ」

「ふふっ 彼氏なんて居ないわ もう28なのにね 男の人とデートしたことも無いわ」

「はぁー 清楚で優しくて良い感じなんだけどなぁー 男の人の見る眼がないんですよー」

「ありがとうね じゃぁ みゅんちゃん デートしてくれる?」

「ぇっ えぇー みゅうみゅんなんかでよければー」

 そして、終わる時には、卒業する二人と繭子と充ちるに、寄せ書きの色紙とラグビーボールのチャームを1年生から送
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