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夢幻水滸伝
第三百三十九話 境を接してその二

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「カルフォルニア州にな」
「ネバダ州、ユタ州、ニューメキシコ州ですね」
「その四つの州全部に星のモンがおる」
 このことも言うのだった。
「そうした状況や」
「左様ですね」
「それでどないしてくかがな」
「問題ですね」
「幸い四人共今はアリゾナ州に何もしてくるつもりはないみたいやが」
「衝突は避けたいですか」
「今はな、正直内政で手が一杯や」
 アリゾナ州のそれでというのだ。
「州自体も戦がな」
「出来る状況ではないですね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「今はな」
「戦はですね」
「せん様にや」
「したいですね」
「衝突からそうなることはな」
「そうです、アリゾナ州は統一されたばかりです」 
 ホワイトバファローは主にその通りという口調で答えた。
「それで今はです」
「州を確かにする政を行うべきやな」
「そうです、賊やモンスターの討伐は行わねばなりませんが」 
 この時に軍隊を動かすことはしなければならないというのだ。
「戦なぞです」
「もっての他やな」
「はい」
 その通りだというのだ。
「今は」
「そやな」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「戦をせずにです」
「ことが済む様にすることやな」
「外交は」
 メキシコそれに他の四州のそれはというのだ。
「そうすべきです」
「そやな、ほなな」
「善隣外交です」
「それを心掛けるべきやな」
「そうです」
 まさにというのだ。
「ここは」
「そやな、ほなな」
「その様にされますね」
「そうするわ、それで警戒もやな」
「必要です、特にです」
 ホワイトバファローはさらに話した。
「カルフォルニア州です」
「西のあの州やな」
「あの州はアメリカ屈指の州であり」 
 その規模がというのだ。
「星の方もです」
「トウェインさんな」
「神星の方なので」
「別格やな」
「はい、衝突しましたら」
「こっちが負けるな」
「そう思います、少なくとも今は」
 こう主に言うのだった。
「無理です」
「今は、か」
「ホイットマン様だけではです」
「勝てへんか」
「どう見ましても」
「そやろな、あの人は間違いなく強い」
 ホイットマンもそのことを認めた、そのうえでホワイトバファローに答えた。
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