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金木犀の許嫁
第八話 同居をはじめてその一

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                第八話  同居をはじめて
 四人での同居がはじまった、家事はそれぞれ当番を決めて一緒にやっていったが料理と言えばだった。
「本当に上手ですね」
「そう?」
「はい、とても」
 白華は夜空が作ったハンバーグを食べつつ答えた。
「いい焼き加減です」
「ハンバーグ得意だし」
「得意でもです」
 夕食のそれを食べつつ言うのだった。
「凄くです」
「美味しいのね」
「最初から作りましたね」
「挽肉からね」
 夜空はその通りだと答えた。
「人参や玉葱も刻んでね」
「中に入れましたね」
「そうもしてね」
 そのうえでというのだ。
「作ったけれど」
「それがです」
「美味しいのね」
「そうです、お料理はです」
 こちらはというのだ。
「夜空さんが一番です」
「そう言ってくれたら私も嬉しいわ」
 夜空はにこりとして応えた。
「褒めてもらえたらね」
「誰でも褒めてもらえたら嬉しいですね」
「ええ、けなされるよりずっとね」
「はい、私人はけなさないです」
 白華はそれはないと言い切った。
「悪いところばかり言ってもです」
「何もならないわよね」
「そうですから」
 それ故にというのだ。
「絶対にです」
「人の悪いところはなのね」
「言ってもフォローをです」
 それをというのだ。
「入れます」
「けなさなくて」
「悪いことばかり言う人の結末はよくないとです」 
 その様にというのだ。
「聞きましたし」
「悪いこと言うって毒を撒いていて」
「自分にもかかりますね」
「そうもなるから」
 だからだというのだ。
「どうしてもね」
「結末h、ですね」
「よくならないわね」
「そうですね」
「嫌われるしね」
「人をけなしてですね」
「悪いことばかり言ってるとね」
「人も離れますね」
「そうもなるから」
 だからだというのだ。
「本当にね」
「悪いことは言わないことですね」
「人は問題点を二つ注意して」
 そうしてというのだ。
「三つ褒める」
「それ位ですね」
「けなすことはね」
 そしてというのだ。
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