第五話 宇宙の旅人達その十三
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「お掃除するんだ」
「ボランティアでね」
「別にいいよ」
五色田に笑顔で応えた。
「こうしたことも嫌いじゃなくなったし」
「それでか」
「一緒にやろう」
「それじゃあね」
「それで終わったら」
ステイシーはボランティアが終わってからのことも話した。
「そうしたらね」
「うちの店に来るんだな」
「久し振りにいいかな」
「何時でもいいさ」
笑顔での返事だった。
「うちに来るのは」
「僕が来たくなったら」
「何時でもな、だからな」
それでというのだ。
「今日も来てくれるか」
「それじゃあね」
「それとトジランドはどうなったんだ」
五色田はステイシーにこの組織のことを尋ねた。
「それで」
「トジランド?崩壊したままじゃないか」
ステイシーは何でもないといった声で答えた。
「何もないよ」
「そうなんだな、じゃあ神様は」
「何処に行ったのか」
こう五色田に答えたのだった。
「知らないよ、僕もね」
「そうか、じゃあゾックス達は」
「私達も知らないわ」
フリントが答えた。
「悪いけれどね」
「誰も知らないか」
「何かあったら聞くだろ」
ゴールトツイカーは何でもないといった口調で述べた。
「俺達もな」
「それでとっくに話してるよ」
またステイシーが言ってきた。
「本当にね」
「そうなんだ」
「うん、それにトジランドが復活していいことなんてないよね」
ステイシーはこうも話した。
「そもそも」
「そう言われたらな」
五色田も否定しなかった。
「その方がいいよ」
「そうだね、ただ他の組織は色々復活してるから」
それでというのだ。
「トジランドもね」
「復活してもおかしくないか」
「気をつけていこう」
こう言うのだった。
「僕達もね」
「そうするか」
「うん、それで神様も」
「聞かないか」
「少なくとも今はね」
「まあまた動いたらな」
それならとだ、ここで言ったのはゴールドツイカーだった。
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