暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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次の日、泉希と璃々を誘っていた。それに、おばちゃんへのお土産として、利勝に宿場餅を頼んでいたので、ついでに彼も誘ったのだ。璃々も来るって言っていたから・・・。利勝へのお礼のつもり
私は、フード付きのポンチョにハーフブーツ、泉希はスタジャンにショートパンツとロングブーツ、璃々はフード付きの長いトレーナーにニーハイとスニーカーとそれぞれで駅前に集まっていた。利勝が少し遅れてやってきて
「すまん すまん ちょっと 手間取ってしまって」と、私に、包みを差し出してきた。
「おー いつも すまねぇなぁー」
「しゃーないやん いっつも 強制みたいに言ってくるもんなー でも 美人3人組を見れたから ラッキーだよ」泉希は意味も無く、利勝の背中を叩いていた。
お店に着いたのは、1時過ぎだったのだけど
「おばちゃん あけましておめでとうございます」
「ああー あんた等かぁー 今 やっと 一息ついたんじゃ 開店から今まで焼きっぱなしだよー」
「えー そんなに買う人 居るん?」
「うん みんな おせち料理に飽きたんだろー 料理するのも面倒で お昼に手軽に済まそうと思ったんだろうな」
「ふ〜ん あっ ウチ等のはゆっくりでいいからね おばちゃんの顔見に来ただけだからー それと、これお土産 こいつが作ったんだよ」
「へぇー 嬉しいこと言ってくれるねぇー」と、おばちゃんは包みを開いて
「あっ これっ 宿場餅かえ?」
「そーだよ 出来立て 修行中だから売りもんちゃうけど 味はそんなに変わらんと思うでー」
「へぇー みず屋さんの?」
「そう バカ息子! でも優しいよ」
「そうかい じゃぁ 後で 有難くいただくネ あっ そうだ あんた等 すごいネ 広報誌見たよ あの写真の飛んでるような子も時々来てくれるんだよ」
「へっ 朝陽だ もう有名人だよー」
「あんた等はすごいよー あっという間に 関西大会だ 直ぐにオリンピックだね そうだ 今のうちにサインしておいてよっ オリンピック選手が食べた店って自慢するからー 次は色紙用意しておくからね」
「うふっ おばちゃん そんなことになったら お客さんが今日みたいにいかないよ」
そんなことを話している間に、璃々と利勝はサッカーの話なんかをしていて、以前みたいに少しは無視しなくなっていた。利勝は嬉しそうに、話し込んでいたのだ。
次の日の練習で、サッカー部とのグラウンドの交代の時、私は重光君に
「なんで みゅうみゅんは誘ってくれへんのっ!」
「なにをー? なんか?」
「たこ焼き!」
「えっ ・・・そんなん 帯士からやろー」
「たっ君はそんなこと言う奴ちゃうやろー 重光君の仕事やー 後から行くからなっ ゆ
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