第15話
[6/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
うね……これ以上はちょっとヤバいし……どういう事情があるかは知らないけど、貴女たちは悪い子じゃなさそう。でもそこの男は覚えときなさい!いつか絶対目にもの見せてやるからっ!」
アニエスの提案に頷いたグリムキャッツはヴァンを睨んで指差しして宣言した後その場から走り去った。
「……怪盗グリムキャッツ。少しロマンが崩れた気がします。」
「あはは……」
「あんなのが都市伝説の正体とはな。なんつーか……中身が残念過ぎる。あれならまだ”怪盗B”の方がマシな気がするぜ。」
グリムキャッツが去った後グリムキャッツの事についての感想を口にしたフェリの言葉を聞いたアニエスが苦笑している中ヴァンはグリムキャッツとブルブランを思い浮かべて互いを比べながら呆れた表情で呟いた。
「べ、別にそこまででは……」
「ですが腕前は本物ですね。まだ本気ではなかったようですし、一流の戦士にも劣らないかと。」
「ああ、それにあの光学迷彩、ザイファにRAMDAとも違いやがる。」
「”ゲネシス”が一瞬だけ光ったのも何か関係があるんでしょうか……?」
「そいつがあったか。ふむ、よくわからんが――――――」
アニエス達とグリムキャッツの事について話し合っていたヴァンは会話を中断してある方向に視線を向けた。
「?ヴァンさん?」
「足音です、しかも複数……!」
ヴァンの行動にアニエスが不思議がっている中、フェリは二人に報告した。
「いたぞ!!」
「この流れって……」
するとその時男の声が聞こえ、最近体験した同じ流れにアニエスは困った表情を浮かべた。するとその時武装を構えようとしたフェリをヴァンが制止させると、数人の警官達を連れたダスワニ警部とネイト捜査官がその場に現れた。
「な、お前達……!?」
「また、このパターンかよ……」
自分達を目にしたネイト捜査官が驚いている中この後の流れを察したヴァンは呆れた表情で呟いた。
「そ、それはこちらの台詞だっ!」
ヴァンの言葉に対してネイト捜査官が反論した後警官達はヴァン達を包囲した。
「よっぽど縁があるようだな、”裏解決屋”。新顔もいるようだが……とりあえずご同道願おうか?」
その後ヴァン達は警察署に連行されて、取り調べを受けていた。
〜サイデン地区・サイデン本署〜
「……お前があそこにいたのがGIDからの依頼なのはわかった。」
「わかったらもういいだろ?こっちも暇じゃないんでね。」
「いいわけないだろう!依頼を隠れ蓑に、裏でグリムキャッツと通じていない証拠がどこにある!?」
「あのなぁ……証拠ってのはやったことに対して出すもんだろうが。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ