第15話
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〜サイデン地区・上水道〜
「あ………」
「どうかしましたか?」
「今、一瞬光ったような。気のせいでしょうか……?」
「周囲を警戒しろ。」
フェリの疑問に答えたアニエスは今は光っていないゲネシスを確認した後不思議そうな表情を浮かべ、ヴァンは真剣な表情で忠告した後アニエス達と共に周囲を見回して警戒した。
「……ッ!?」
「そこだっ!!」
「キャッ!?」
するとその時凄まじい速さで壁を走る何者かが現れ、ヴァンがある場所を攻撃すると女性の悲鳴が聞こえた後仮面を被り、身体のボディラインが強調される大胆なスーツを身に纏った女性が現れた。
「こ、これは………」
「何なのよアンタたち……!というか、なんであたしに気づいたわけ!?」
謎の女性の登場にアニエスが驚いている中謎の女性はヴァン達を警戒しながら問いかけた。
「企業秘密だ。それよりアンタの方だろ。」
「その猫耳のようなフォルムに今の身のこなし、もしかして……」
「グリムキャッツっつー痴女か。」
「だ、誰が痴女よ!?」
「例の噂の……何かの迷彩でよく見えませんが、体のラインがはっきりとわかる格好……あれが大人……ですか。いつかわたしも……」
ヴァンの指摘に謎の女性が反論している中、フェリは目を丸くして謎の女性を見つめた後抜群なプロポーションの謎の女性と未発達な自分の体を見比べた。
「だ、ダメですよフェリちゃん!真似したらダメです!」
「ったく、子供の教育に悪いだろうが。」
フェリの様子に気づいたアニエスが慌ててフェリに注意している中ヴァンは溜息を吐いて謎の女性に指摘した。
「う、うるさいわね!これが幻夜の猫のスタイルなの!」
「やっぱアンタがグリムキャッツか。」
「あ。――――――そうよ、あたしがグリムキャッツよ。何よ?文句でもあるの!?」
ヴァンの指摘に反論した謎の女性――――――怪盗グリムキャッツだったが、自ら正体を確定した事をヴァンに指摘されると呆けた声を出した後自棄気味に答えた。
「いや、同じ”仮面の怪盗”でも”怪盗B”とはえらい違いじゃねぇか。」
「ちょっと!?あたしをあんな外道愉快犯と一緒にしないでよ!?そもそもアンタたちこそ何者?遊撃士……じゃあなさそうね。女の子もいるみたいだけど……只者じゃないわね。もしかしてあたしを捕まえに……!?」
「あの、誤解です!私達はGIDから依頼されて……」
ヴァンの指摘に反論した後自分達の事を警戒しているグリムキャッツにアニエスは説明しようとしたが
「GID!?やっぱり体制側じゃない!そっちの男もなんか気に喰わないし、力ずくで押
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