第15話
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している様子は今まで見た事は無かったわね……という事は”他の生物等の命を犠牲にする食物を口にする事は絶対にできないというのが天使という種族の特徴”なのね。――――――わかったわ。」
溜息を吐いた後念押ししたメイヴィスレインの指摘を聞いてレジーニアの食事の様子を思い返したアニエスは納得した様子で頷いた。
「で、なんで午前中に来てるんだ?今日は午後からって言っただろう。」
するとその時ヴァンが予定外の早さに来たアニエスに訊ねた。
「ええと、フェリちゃんがまだ旧首都に慣れていないと思いまして……お仕事がてら案内はどうかなって思ったんです。」
「べ、別に大丈夫です、一人でも。これも修行のうちですし……!」
アニエスの話を聞いたフェリは強がった様子で答えた。
「実際はどうなんだ?どの区に何があるか把握してるか?」
「えと……六区の”りばーさいと”に七耀寺院があるってくらいしか……」
「そういえばそちらの日曜学校に通うようになったんですよね?」
しかしヴァンが質問をすると自信無さげな様子で答え、フェリの話を聞いたアニエスはある事を思い出した。
「はい、その挨拶も兼ねて伺いましたが、他の区なんかはまだ……そもそもイーディスは大きすぎです!市街戦の作戦も立てづらいかと……!」
「市街戦って……」
「私達は軍人や傭兵でもないのですから、そもそもそのような事を考える必要もないというのもありますが、これほどの大都市での市街戦等、間違いなく大事になりますよ。」
「(ま、仕方ねぇか。)ウチの事務所は出張以外じゃ、旧首都での依頼しか基本請け負わねぇ。各エリアの位置や施設を把握しねぇと仕事に支障をきたすぞ。」
フェリの指摘にそれぞれ冷や汗をかいたアニエスは困った表情を浮かべ、メイヴィスレインは呆れた表情で指摘し、心の中で溜息を吐いたヴァンはフェリに指摘した。
「ううっ………」
ヴァンの指摘を聞いたフェリは自信無さげな表情を浮かべた。
「てわけで、今日もバイト研修だ。」
「ヴァンさん、それって……」
「いきなり全部とはいかないが、依頼をこなしながら各区を案内する。実戦経験は豊富みたいだし、アニエスの時よりペースを上げていくぞ。しっかりついて来い。」
「はいっ、よろしくお願いします!」
その後、モンマルトに戻ったヴァンたちは早めのランチを取り――――――準備を整えてから”裏解決屋”の活動を開始するのだった。
フェリに旧首都への案内がてら4spgをこなしたヴァン達はキンケイドを通してのGIDからの依頼である上水道の手配魔獣の撃破の為に上水道に向かい、手配魔獣を撃破した後地上へと帰り始めると突如ゲネシスが反応した。
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