第六十話 酔いどれ詩人その四
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「相手がやったとか言う」
「逆にやな」
「そうするわ」
「こっちの世界でもおるな」
「そやろ、大事なんはな」
「そんな連中に惑わされんことやな」
「ダンジョンも厄介やが」
今のその虹色の光を見て話した。
「現実生活でもな」
「そして政でもやな」
「惑わされんことや、ほんまにや」
「惑わされたら終わりやな」
「それも意図的にや」
「惑わしてくる奴もおる」
「こっちの世界の自分等にもな」
政に携わっている者達にもというのだ、施はトウェインに自分自身のことも踏まえてそのうえで言うのだった。
「仕掛けてくる奴もおる」
「ああ、政党でもあるな」
羅が嫌そうに言ってきた。
「何か胡散臭いのがな」
「あるな」
「口ざわりのええことを言うが」
「威勢のええこととかな」
トウェインは羅にも応えた。
「憎しみや嫌悪煽ってな」
「自分達は正しいとか言うてな」
「それで暴論とか言うな」
「ああ、攻撃的で好戦的な」
「そんなこと言う奴おるな」
「政党でもな」
「そうした政党の連中見たら」
その構成員達をというのだ。
「胡散臭いわ」
「そんな連中ばかりやな」
「悪質なタブロイドみたいな」
そうしたレベルのというのだ。
「詐欺商法すらやってた様な」
「カルト教団の関係者とかな」
「そんな奴ばかりや」
「そやな」
「こっちの世界でもおって」
トウェインもまた嫌そうに話した。
「そしてな」
「起きた世界でもおるな」
「ああ、何処でもな」
「人は五感があって知性もある」
羅は言った。
「それ故にや」
「惑わされるな」
「何もないとや」
五感それに知性といったものがだ。
「惑わされん、しかしな」
「あると惑わされるもする」
「そやからな」
そうであるからだというのだ。
「ほんまな」
「注意せんとあかんな」
「そや」
まさにというのだ。
「何でもな」
「迷宮に詐欺師、ペテン師に」
「そういうものは何処でもあってな」
「おるな」
「そういうことや」
「しかし世の中こっちも世界もや」
シェリルはどうかという顔で話した。
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