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夢幻水滸伝
第三百三十八話 幻術師の活躍その十

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「その方々を見ましても」
「間違っていないとですね」
「思います、このままです」
「仕事を続けることですね」
「企業の経営を」
「ほなそうします、いやあっという間に」
 ミニーは驚きを隠せない顔で述べた。
「企業が拡大して」
「巨大化していますか」
「そう言われますか」
「私この世界に来て間もないです」
 そうした状況だというのだ。
「それやのにです」
「もうこれだけの規模の企業を経営しているとですか」
「そう言われますか」
「凄いことです、それであちこちの街や村の人達からです」
 ユタ州のというのだ。
「どんどんです」
「声がかかっていますね」
「そうですね」
「はい、そしてです」 
 そのうえでというのだ。
「その声も受けまして」
「進出していますね」
「ユタ州全土に」
「そうなってます、ただ企業も急に巨大化しますと」 
「はい、成長に追いつかず」
「経営が破綻する場合もありますね」
「そやからよお考えて」
 それぞれの街や村への進出はというのだ。
「ことを進めてますけど」
「そうですね」
「そうされていますね」
「はい、そやけどこれからは」
 オーナーと美容師に真剣な顔で述べた。
「州全土においてです」
「企業の経営を拡大され」
「ことを進められますね」
「そうします」
 こう言ってだった。
 ミニーは遂に経営を州全体に及ばせそうして州の人達の為に働き自分と企業の利益を得ると共に彼等の暮らしをよくしていたが。
 その彼女にだ、州の人達が言ってきた。その彼等を代表してソルトレークシチー一の資産家である家の奥方あのエルフの貴婦人が彼女を食事に誘ってその場で話した。
「州の人達の多くが言っています」
「聞いてます」
 ミニーは食事を摂りつつ応えた、食べているのは共にフルコースで今はオードブルの野菜料理を共に食べている。
「州全体を治めて欲しい」
「その声があがっています」
「そうですね」
「私も同じ考えです」
 貴婦人は野菜料理を食べながら述べた。
「是非です」
「私にですか」
「この州を治めて欲しいと思っています」
「私に出来るやろかとです」
「お考えですか」
「そうですが」
「出来ると言えば」
 貴婦人はミニーに笑顔で答えた。
「どうされますか」
「出来ますか」
「これまでの企業の経営を見れば」 
 そうすればというのだ。
「大丈夫です」
「そう言われる根拠は」
「経営されている企業の驚異的な発展と」
 それと共にというのだ。
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