第三百三十八話 幻術師の活躍その八
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「ここで先にです」
「手を打たれますか」
「情報を収集して」
「ではまた」
「アンジェリカの指輪も使って」
この神具をというのだ。
「そうしてです」
「情報を集めて」
「そしてです」
そのうえでというのだ。
「手を打ちます」
「そうされますか」
「先んずればです」
「人を制すですね」
「そうですさかい」
このことはこの世界でも同じである、人の世というものは物事を見極めて先に動けば成功するのである。
「まずはです」
「情報収集ですね」
「それにあたられますね」
「そうします、そして」
そのうえでとだ、ミニーは二人に話した。
「アウトローの人達をです」
「倒しますか」
「そうしますか」
「そもそもアウトローは犯罪の温床ですさかい」
「何とかしないといけないですね」
「治安を考えますと」
「警備の仕事もしてて」
企業の経営の中でというのだ。
「前から目についてましたし」
「だからですか」
「これを機会にですか」
「はい、経営をしている範囲のアウトローをです」
自分の経営と衝突しそうな者達をというのだ。
「倒していきます、そして罪を犯したモンは警察に突き出してそうやないモンは」
「どうされますか」
「悪事を行っていないなら」
「今度傭兵もはじめるので」
こちらの仕事もというのだ。
「厳しい訓練と規律で鍛えなおして」
「そうしてですか」
「傭兵として用いていきますか」
「はい」
そうするというのだ。
「そうしていきます、ならず者も更正させれば」
「役立つ」
「そうなりますね」
「はい、そうしていきます」
こう言ってだった。
ミニーは自分も動いてそのうえで自分の企業の仕事と彼等の活動が重なり合っているアウトローの者達の情報収集を自分も神具を用いて彼等のアジトに鼠や虫に変身したり姿を消して潜入して行ってだった。
色々知っていった、そしてだった。
情報を集めるとそれに基いて彼等の弱味を彼等自身に見せて黙らせたり奇襲を仕掛けて取り押さえてだった。
彼等を倒した、そのうえで罪がある者は証拠を添えて警察に突き出しそうでない者達は傭兵にした。
そうするとだ、ミニーの名声は。
「いや、かなりです」
「かなり上がりましたねミニー様の名声が」
「そうなりましたね」
「有り難いことに」
「そのせいかです」
ミニーは新たに購入した自宅の中でオーナーと美容師に話した、ソルトレークシチ一の豪邸で使用人達もいて彼等が作ったハンバーガーを食べつつ話している。
「会社の仕事の依頼がです」
「増えてますね」
「それもかなり」
「はい」
まさにというのだ。
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