第五幕その八
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「少しでも今よりよくなる為に」
「それこそ毎日ですね」
「汗をかいて」
「そうして努力して」
「活躍しようとされていますね」
「エジソンさんもね」
発明王と言われているこの人もというのです。
「本当にね」
「凄い努力されていて」
「九十九パーセントの努力」
「そこに閃きが備わって」
「一パーセントのそれが」
「そうしてですね」
「あそこまでなっているのよ、オズの国で自分が偉いと思う人は」
それこそというのです。
「誰もいないわ」
「そうした国ですね」
「皆ふんぞり返らずに」
「今以上にと思って努力する」
「そうしている国ですね」
「誰もが」
「そうなのよ、だから貴方達もね」
恵梨香達五人もというのです。
「これからもね」
「そうは思わないで」
「それで、ですね」
「努力していくことですね」
「それが大事ですね」
「何よりも
「そうよ」
まさにというのです。
「そのことを忘れないでね」
「そうしていきます」
「今よりよくなる為に」
「ふんぞり返ったりしないで」
「それで、です」
「頑張っていきます」
「そうしてね、じゃああらためてね」
オズマは今度はにこりと笑って言いました。
「先に進みましょう」
「そうしましょう、じゃあ狼さん達またね」
ドロシーはオズマに応えて彼等に声をかけました。
「会いましょう」
「うん、またね」
「ドロシー王女達がまた冒険の旅に出たら」
「その時にね」
「会おうね」
「そうしましょう」
笑顔でお話をしてでした。
狼達と別れて道をさらに進んでいきます、やがて一行は川の前に出ました、その川を見てでした。
ドロシーはにこりと笑ってです、皆に言いました。
「この川を下っていけばね」
「そうそう、漁港の街までね」
今もドロシーの足下にいるトトが応えます。
「すぐにね」
「行けるわ」
「そうだね」
「だからね」
それでというのです。
「この川を行き来している」
「船に乗せてもらえれば」
「すぐにね」
その幅が何百メートルかある川を見て言うのでした。
「行けるわ」
「そうだよね」
「だから」
「うん、ここはだね」
「船が来るのを待ちましょう」
「ドロシーはその船に乗って漁港の街まで行ったことがあるのよね」
トロットが尋ねました。
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