第五話 宇宙の旅人達その十二
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「今何処にいるのかしら」
「そういえば何処かに行ったよ」
五色田はマジーヌに言われて彼のことを思い出した、そしてマジーヌに対してかなり真剣な顔で話した。
「実はあれから全くね」
「神様に会ってないの」
「話も聞かないよ」
会ったどころかというのだ。
「全くね」
「そうなのね」
「多分ゾックスやステイシーもね」
彼等もというのだ。
「知らないよ」
「神様が何処に行ったのか」
「何もしてないといいけれどね」
五色田は微妙な顔になってだ、マジーヌだけでなく今ここにいる主な面々に対して話したのだった。
「本当にね」
「全くだな」
ヴィランは腕を組んで首を捻りつつ答えた。
「ただな」
「静かに楽しく過ごしていたらね」
「いいよな」
「そうだね」
「神棚にでも入ってね」
そうしてとだ、マジーヌは言った。
「大人しくしてくれたら」
「物凄い力があることは間違いないしね」
ガオーンはそれでと話した。
「だったらね」
「大人しくしていて欲しいわね」
「何もしないでね」
「そうよね」
「力があって変なことをされたら」
どうかとだ、ガオーンは話した。
「まさにそれだけでだよ」
「大変よね」
「そうですから」
「全くです、いや本当に神様についてはです」
ブルーンは真剣な顔で話した。
「何もしないでいて欲しいです」
「そうだよな」
ヴィランも言うことだった。
「頼むからな」
「そうですよね」
「俺達の戦いだってな」
トジランドとのそれもというのだ。
「そもそもな」
「神様が黒幕でしたしね」
「また黒幕になるとかな」
「困りますから」
「静かにしていて欲しいな」
「まことに」
こんな話をしたのだった、そしてだった。
ゼンカイジャーの面々はゾックス=ゴールトツイカーと彼の兄弟達それにステイシーも誘ってボランテイアに出たが。
「こういうのもいいな」
「そうよね」
ゴールドツイカーが言うと妹のフリントが笑顔で応えた。
「外をお掃除するのもね」
「気持ちが晴れるな」
「そうだよね」
弟の一人カッターナも言ってきた。
「お掃除したら」
「船の中もだし」
もう一人の弟リッキーも言ってきた、四人の手には一緒にいるゼンカイジャーの面々と同じくその手には袋と大きなピンがある。
「いい気持ちになれるね」
「じゃあやるか」
ゴールドツイカーは明るく言った。
「これからな」
「何をするかと思ったら」
ステイシーもその二つを手にしている、そのうえで五色田に言った。
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