第五話 宇宙の旅人達その四
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「やがて見付かる」
「そうだよな」
「俺達が力を合わせてやっていけばいいな」
「戦闘員達も動員してな」
それぞれの組織のというのだ。
「探せばいい」
「ああ、戦隊の連中も動くだろうしな」
「その前に見付けような」
「では俺達はこの東京で探そう」
ギルはアザルドとメドゥにこうも話した。
「まさに虱潰しにな」
「ああ、まずはここだ」
「東京だ」
こんなことを話していた、それを聞いてメルトは言った。
「いいことを聞いたな」
「そうね」
アスナもまさにと答えた。
「とてもね」
「そうだな」
「だったらね」
それならと言うのだった。
「これからはね」
「俺達も日本中を歩き回ってな」
「ドクターマンを探しましょう」
「そうしような」
「そして発見したらね」
ドッゴイヤーも言ってきた。
「その時ドクターマンをどうするかだね」
「倒しますか」
空蝉丸は真顔で問うた。
「やはり」
「そこは相手次第だろ」
空蝉丸に陣が言った。
「相手さんがまだ戦うつもりならな」
「戦うでござるか」
「それでそのつもりがないならな」
「保護して、ですか」
「それでいいだろ」
「そうですか、それがし相手が組織の首領となると」
「どうしてもだよな」
陣は空蝉丸にそれはという顔で返した。
「やっぱりな」
「戦いを意識しますが」
「そうだよな、けれどな」
それでもというのだ。
「ギアは崩壊してな」
「ドクターマンだけなので」
「だからな」
そうした状況になっているからだというのだ。
「別にな」
「相手が戦う気がないのならよね」
宇佐見も言ってきた。
「これといって」
「戦うことはないわね」
アムが応えた。
「本当に」
「ええ、まあその人が今どうかだけれど」
「戦うつもりがないなら」
「保護して」
戦うのではなくとだ、宇佐見は話した。
「戦いが終わるまでは安全な場所にいてもらって」
「それで、よね」
今度はセラが応えた。
「戦いが終わったら」
「静かに暮らしてもらえばいいのよ」
「そういうことね」
「それじゃあ私達も探しましょう」
速見は明るい声で言った。
「そうしましょう」
「はい、力を合わせてそうしましょう」
ラプターが応えた。
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