暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第131話 行こうぜグルメ神社!食運アップを目指して!
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……いや海だな。そんな圧巻の光景にルフェイが声を出す。


 祭りをしているらしくあちこちで楽しそうな声が聞こえるな、小猫ちゃんもそんな光景を楽しそうに見ていた。


「アカシアの像はこの本殿の中に祭られている。さあ行こうぜ」


 俺達は最後の目的である美食神アカシアの像を目指して大きな階段を歩いていく。そして本殿に近づくたびに何かを感じていた。


(これはなんだ?何かを食べたわけでもないのに満たされていく気分だ)


 上手く説明できないが体に何かが満ち足りていき力を感じているんだ。これが食運なのか?


 そして階段を上がり俺達の目に映ったのは黄金に輝く人間が皿を持った像だった。


「あっ……」


 それを見た瞬間、俺達の全身に何かが走っていった。


 凄く立派で大きい本殿に対してアカシアの像は等身大の大きさでしかない、なのに俺達には本殿などよりもはるかに大きく見えてしまう。


 俺達はアカシアの像に近づくと無言で手を合わせて彼に感謝をした。


 この人のお蔭でグルメ時代は始まったのだ。俺がこうして仲間達と出会い毎日を楽しく、そして美味しく過ごせるのはアカシアのお蔭だ。


 俺は今までの出会いとこれからの出会いに期待を膨らませつつ手を合わせ続けるのだった。


―――――――――

――――――

―――


「ねえイッセー、私達の食運は上がったのかしら?」


 本殿を後にして階段を降りている際にリアスさんがそう言ってきた。


「んー、多分上がったと思うけど……おっ、丁度良い催しをやってるじゃないか」


 俺は本殿の側でなにかを行っているのを見つけてそこに向かった。


「凄い人だかりね、あれはまな板かしら?」
「中心に包丁が刺さってますね」
「あっ、ティナさんだ」


 リアスさんが人だかりの中心にある大きなまな板を興味深そうに見ていた。小猫ちゃんはそのまな板の真ん中に包丁が刺さっているのに気が付き首を傾げる。


 すると祐斗が仕事中のティナを見つけた。何かの司会をしているみたいだな。


「さあ今年もやってまいりました、年に一度の『食男選び』!!はたして今年は誰が食男になれるのでしょうか?勿論女性も参加大歓迎です!食女になれるかもしれませんよ!」


 なるほど、今日は丁度食男選びだったのか。


「ルールは簡単、ご神木美食杉で作られた巨大なまな板の中央に刺さった包丁を抜くだけです、抜いた人は最高の食運の持ち主と認められます!ただし力だけでは抜けません!木目を呼んで絶妙な力加減でなければ包丁は抜けません!それだけでなく気温や湿度も大きく影響してきますしなにより運が無ければ包丁は抜
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