暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第131話 行こうぜグルメ神社!食運アップを目指して!
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宙を漂うクリーム『マシュマロクリーム』、地面に石油のように埋まってる『チョコ噴水』のクレープか。美味しそうだ。
祐斗のかき氷は高級ソーダの沸き立つ海『ソーダ海』の海水を凍らせたものにハートのメロン『メロロン』で作ったシロップをかけたものだな。
「このモアイみたいな焼き芋、すっごく甘くて蜜も濃いわね。まるでスイーツだわ」
「こっちの栗も中がトロッとしていて美味しいですわ。皮もまるでパイの生地みたいに柔らかくて食べやすいですわね」
リアスさんはモアイのような焼き芋『モアイモ』を堪能していた。見た目とは裏腹に繊細な甘さが特徴的なんだよな。
朱乃は『栗ー夢』という中がクリームのように蕩ける栗を食べているな。あれ火を通すと皮が柔らかくなるからそのままイケるんだぜ。
「うっめぇ!これが『エメラルドドラゴン』のエレラルドワインか!こんな美味いワインは初めてだ!」
アザゼル先生はなんとエメラルドドラゴンの背中に沸き立つというエメラルドワインを飲んでいた。
あれって滅多に入荷しないはずなのにと思い亭主に話を聞いてみると何でも酔っ払ったおじいさんが売りに来たらしい。それってまさか……
「はむはむ……それにしても美味しい屋台ばかりですね。流石グルメ神社に出店するだけあって一流のお店ばかりですぅ」
「腕だけじゃここには店を出せないけどな。ここに店に出すには毎月抽選で選ばれた数千店に入らないといけないんだ」
「なるほど、ここに選ばれた時点で凄い強運なんですね」
体の毛が甘い綿菓子の羊『あメェー』の綿菓子をはむはむしながらギャスパーが辺りの屋台のレベルの高さに驚いていたが、俺はこのグルメ神社で店を出すには毎月行われる抽選に入らないといけないと答えた。
それを聞いたギャスパーはここに店を出せる時点でかなりの食運を持っているんだなと理解する。
「人は旅行先などワクワクする場所ではつい財布のひもが緩んでしまうからな、ここに店を出せるだけで相当な売り上げを出せるって訳だ」
「でもあの店はそうじゃないみたいよ」
俺の説明を聞いていたリアスさんが離れた木の下にある店を指差した。そこは賑やかなこの場所には似合わない人のいない屋台だった。
「へぇ、『グル樹の実』を売ってるなんて珍しいな」
「そんなに貴重な実なの?」
「いやグル樹の実はこのグルメ神社に生えてる『美食杉』から取れるからな。しかも500円くらいで売ってる売店もあるから態々こんな場所で3000円で売るのは珍しいなって思っただけだ」
俺の珍しいというセリフにリアスさんが貴重な食材なのかと聞いてきた、俺は珍しいと呟いた理由を話す。
「美食杉といえば美食神アカシアのコンビ
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