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神々の塔
第五十九話 荒野の宗教その九

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「そのうえでな」
「連中にあたってるか」
「そや」
 まさにというのだ。
「そうしてるわ」
「そやねんな」
「まあな、巨人軍も厄介やしな」
「犯罪は何でもござれやからな」
「連合だけやなくて枢軸にもな」
 この国にもというのだ。
「根を深く下ろしてる」
「そうした連中やな」
「そやから枢軸もな」
 連合と敵対関係にある彼等もというのだ。
「巨人軍についてはな」
「共闘してるな」
「あっちでも悪いことしてるからな」
 様々な犯罪行為を犯しているというのだ。
「そやからな」
「巨人軍については」
「共闘してる、ただな」 
 それでもとだ、芥川は難しい顔で話した。
「あの連中はほんまな」
「まだよおわかってへんな」
「ああ、世界を脅かす存在やないと思うが」
「そうやな」
「しかしな」 
 それでもとだ、芥川はさらに話した。
「あの連中はな」
「犯罪組織やからな」
「放っておけん、犯罪を放置したら」
「国家としてな」
「失格や、そやからな」
 だからだというのだ。
「巨人軍はな」
「絶対に倒さなあかんな」
「喜久子ちゃんとや」
 彼女と、というのだ。
「それにな」
「その連中にやな」
「任せる」
 そうするというのだ。
「そしてや」
「連中のことを解決してもらうな」
「とりあえずはな」
「そうするか」
「若しや」
 芥川はこうも言った。
「連中が世界を脅かすまでやったら」
「その時はやな」
「僕等の総力でや」
「潰すな」
「そうするで」
 こう言うのだった。
「絶対にな」
「そうするな」
「さもないとな」
 さらに話すのだった。
「何でこの世界におるか」
「わからんな」
「この世界でこれまでやってきたかもな」
 来たことだけでなくこれまでに歩いてきた道のことも話した、その道は決して短く穏やかなものでなかったことを考えつつ。
「わからん様になるわ」
「巨人軍がこの世界の脅威やったら」
「全力で潰さんとな」
「星のモンは世界を救うのが責務やし」
「絶対のな」
「そやからな」
 何があってもというのだ。
「巨人軍がそやったら」
「戦おうな」
「そして潰すで」
 巨人軍、彼等をというのだ。
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