第五十九話 荒野の宗教その七
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「一つでもな」
「見方がちゃうな」
「カトリックとプロテスタントでそれぞれな」
「正教でもな」
「それでな」
シェリルにさらに話した。
「カルトやとな」
「わい等と見てるもんがちゃうな」
「同じものを見てもな」
そうであってもというのだ、シェリルは考える顔になってそのうえでトウェインに対して話すのだった。
「見方がちゃうとな」
「全く別の門に見えるな」
「そや、それでや」
「宗派がちゃうとやな」
「また見方もちゃうし」
「カルトやとな」
「おかしなもんになる」
そうなるというのだ。
「どんな宗教でもな」
「それでおかしなこともするな」
「そや」
まさにというのだ。
「それでや」
「そこは注意やな」
「かなりな、ただ」
「ただ?」
「カルトでもおかしなことせんとな」
そうであるならというのだ。
「考えで留まってるとな」
「何もすることないな」
「法に触れんかったら」
そうであるならというのだ。
「ええわ」
「そやな」
トウェインもその通りだと頷いた。
「法治国家やとな」
「十星連合は法治国家や」
施が確かな声で言った。
「憲法も定めた」
「それに基づいて治められてるな」
「それでや」
その為にというのだ。
「法に触れてへんとな」
「わい等も罰することは出来へんな」
「法治国家やからな、しかしカルトって何でそんな見方が出来るか」
施は如意棒を持って右肩にやって話した、口はへの字になっていて目はどうしたものかという風になっている。
「わからんもんもあるな」
「そやな、何でそうなるってな」
「あるやろ」
「ああ、火との見方はそれぞれでもな」
「けどな」
このことを考慮してもというのだ。
「あまりにもな」
「おかしなのあるな」
「こっちの世界でもな」
「あるしな、巨人軍はな」
トウェインは世界を騒がすこの組織の話もした。
「カルトとはな」
「またちゃうな」
「あの連中宗教色はないな」
「これといってな」
「よおわかってへん部分も多いけどな」
今もそうであるがというのだ。
「けどな」
「それでもな」
「宗教色はなくて」
そうであってというのだ。
「カルトではないな」
「そうしか感じやな」
「巨人軍については喜久子ちゃんが調べてるわ」
アレンカールがこのことを話した。
「あたい達の警察長官がね」
「そうしてるな」
「けどね」
「まだよおわかってへんな」
「連中に対するチームも作ってね」
そうもしてというのだ。
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