第三百三十八話 幻術師の活躍その五
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「急でない限りです」
「待ってもらいますね」
「クエストはすぐに終わらせますさかい」
そうするからだというのだ。
「待ってもらいます」
「そうですか、それでは」
「はい、ちょっと行ってきます」
こう話してだった。
ミニーはこの世界に来た夕方にはもう仕事をはじめていた、用意してもらった部屋には入らず冒険者のクエストに向かい。
その仕事であるソルトレークシチー郊外に出没したジャイアントトードの大群を一瞬で倒した、火球の術を使って倒した。
そして翌日はだった。
「いや、何でも屋の依頼の猫探しも」
「はい、今さっきです」
ミニーは美容院で美容師に笑顔で話した。
「終わらせました」
「そうですか」
「猫を探すにはです」
「猫に変身してですか」
「猫達から話を聞いて探せば」
そうすればというのだ。
「これがです」
「容易に見付かりますか」
「猫の言葉もわかりますし」
「特技でありますね」
「はい、生きものの言葉を理解出来れば」
人以外のそれがというのだ。
「それで、です」
「かなり違いますか」
「そうですさかい」
だからだというのだ。
「猫には猫と思って」
「猫に変身されましたか」
「それで術も使いまして」
アンジェリカの指輪で猫に変身したうえでというのだ。
「探しましたら」
「すぐにですか」
「見付かりましたか」
「はい、そして」
それにというのだった。
「冒険者の方も何でも屋の方も」
「お仕事を成功させたので、ですね」
「お金が入りました、よかったです」
美容師に満面の笑みで述べた。
「やっぱりお金があれば」
「それが何よりですね」
「そうです、ほなこれからも」
「お仕事をされていかれますね」
「そうしていきます」
笑顔で言ってだった。
早速二つの仕事をやり遂げて収入を得たミニーはそれからも真面目に働いていった、そして収入を得ていたが。
分身の術を使ったうえで街の資産家の屋敷の掃除を瞬く間に終えた彼女にだ、資産家の妻であるエルフの妙齢の美女が言ってきた。
「あの、星の方ですよね」
「はい、そうです」
「一介の冒険者や何でも屋ではです」
「あきませんか」
「暫くはそれでいいでしょうが」
それでもというのだ。
「やがては旗揚げをされて」
「そうしてですか」
「ことをはじめられては」
「そうですか、実は私この世界に来てお金は多少あっても」
それでもとだ、ミニーは婦人に話した。
「他に何もありませんでした」
「お仕事もお家もですか」
「そやったのでとりあえずは」
何と言ってもというのだ。
「お仕事をと思いまして」
「冒険者になられて」
「アドバイスを受けて兼業で」
それでというのだ。
「何で
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