第四話 恐竜と剣士その十九
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「この地球それも日本にいることは間違いないが」
「何処にいるかはわからないのじゃな」
晦が尋ね返した。
「そうであるな」
「そういうことだ」
「何、日本にいるならよい」
そのことがわかればいというのだ。
「それなら探す場所が限られるしのう」
「それだけでかなり限られてきます」
エンターは礼儀正しく述べた。
「日本といえど広いですが」
「虱潰しに探せばいいだけのことだな」
バングレイもこう考えた。
「簡単だな」
「我々が力を合わせてそうしていきましょう」
「それだけだな、それじゃあな」
それならというのだった。
「ここはな」
「共に力を合わせましょう、ただ」
エンターはバングレイに応えつつさらに言った。
「実は新たな組織のことで」
「その組織は何処かな」
「ジャークマターといいます」
プリシャスに答えた。
「その組織は」
「あの闇幕府の」
「はい、宇宙の」
「壊滅したと聞いていたけれど」
「そういえば我々とは国境を接していなかったが」
ダマラスもジャークマターについて話した。
「しかしな」
「あの組織もかなり巨大です」
「やがて我々と衝突する危険も考えていたが」
「復活していましたか」
「はい、ですがドン=アルマゲは復活していません」
エンターは話すダマラスとインサーンにこのことを話した。
「今は彼等の本拠地の統治のみです」
「それなら我々と同じだな」
ギルはエンターのその話を聞いて述べた。
「ただ単にだ」
「本来の領地の統治にですね」
「専念している、とてもだ」
こうエンターに話すのだった。
「今の状況で勢力の拡大はな」
「無理ですか」
「地球に抗して戦力を送るのがだ」
自らが軍を率いてというのだ。
「そうする位でだ」
「限界ですか」
「そうだ」
こう言うのだった。
「今の我々はな」
「そうですか」
「そしてジャークマターともか」
「お話をしまして」
そうしてというのだ。
「共にです」
「戦う様にするか」
「如何でしょうか」
「ならそうしよう」
ギルは即刻答えた。
「別に国境を接していないならな」
「衝突することはですね」
「ない、むしろだ」
「ドクターマンを探して」
「戦隊の奴等と戦うならな」
それならというのだ。
「むしろだ」
「同盟を結ぶべきですね」
「ドン=アルマゲがいないなら尚いい」
敵の首領である彼がというのだ。
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