第四話 恐竜と剣士その十七
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「これではどうにも」
「どう動いていいかすらわからねえな」
「ううむ、それではだ」
ワイズルーは一同の話を聞いて言った。
「遊んで暮らすか」
「いや。それもいいけれどな」
ゼットはワイズルーに少し苦笑いになって述べた。
「遊んでばかりなのもな」
「駄目か」
「そうだよ」
「僕はいいと思いますけどね」
クレオンはワイズルーの隣から言った。
「いや、別にです」
「遊んでばかりでもか」
「それで暮らせるなら」
そうであるならというのだ。
「いいんじゃないですか?」
「そうなるか」
「どうですかね」
こうギルにも言った。
「リュウソウジャーの奴等が何もしてこないなら」
「それもいいか」
「ええ、今あいつ等と特に戦う必要はないですし」
「考えてみればそうだな、俺達は今は地球制服だの考えているかというと」
ギルはクレオンに言われ腕を組んで述べた。
「別にだ」
「考えていませんね」
「復活したばかりということもあってだ」
インサーンに答えた。
「特にだ」
「考えていませんね」
「何かを手に入れる訳でもだ」
「ないですね」
「さて、何をすればいい」
こうもだ、インサーンは言った。
「わかりかねますね」
「何もかもが」
バリゾーグも言うことだった。
「わからない」
「ああ、そのことなら」
ここで一羽の機械の鳥が来て言ってきた。
「一つ面白いことがある」
「何だ貴様は」
「後でわかってくる」
ギルの問いにこう返した。
「それでいいか」
「それで納得すると思うか」
「そなた達を生き返らせた者と言えばどうだ」
「何っ、貴様がか」
「後で話す」
このこともというのだ。
「それも。だが今はそなた達にすべきだ」
「ことを言うのか」
「ドクターマンという男がいる」
こう言うのだった。
「その者をそなた達に加えれば大きな力となる」
「ドクターマンだと」
「そうだ、天才科学者でだ」
そうであってというのだ。
「素晴らしい知識を持っている」
「その知識でか」
「必ずだ」
「我々の力となるのか」
「何でも出来る様な」
そうしたというのだ。
「凄い力だ」
「そうか、ではその力を手に入れてだ」
ギルは機械の言葉の鳥の言葉を聞いて考える顔で述べた。
「そしてだ」
「そのうえでだな」
「宇宙征服なり何なりを目指すか」
「それがいいな」
アザルドはギルのその考えに賛同した。
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