暁 〜小説投稿サイト〜
スーパー戦隊超決戦
第四話 恐竜と剣士その十六

[8]前話 [2]次話
「気のいい連中に越したことはない」
「そうだよな」
「貴殿もな。しかし」
 ここでギルはこうも言った。
「貴殿皇帝だな」
「ああ、そうだ」
 ゼットはその通りだと答えた。
「シャドーラインのな」
「どうもだ」
 向かい合って座っているゼットに言った。
「父上と比べてだが」
「それでか」
「皇帝らしくないな」
「ははは、よくそう言われれるさ」
 ゼットも笑って答えた。
「俺はな」
「その俺っていう一人称がなんだよな」
 クレオンも言ってきた。
「妙に皇帝らしくないっていうか」
「そうだよな」
「何か皇帝って威厳ある」
「朕と言うぞえ」
 牙鬼軍団は既に合流していた、それで有明の方が言ってきた。
「皇帝なら」
「そうだよな」 
 牙鬼萬月は母の言葉に頷いた。
「皇帝ってな」
「それが何故俺なのか」
 晦正影も言う。
「気になりますな」
「俺達が言うことじゃないかも知れないけれどな」
 蛾眉雷蔵もいて言うのだった。
「そこが気になるな」
「まあそれはです」
「陛下の個性ということで」
 男爵と侯爵が仲間になった者達に話した。
「理解して頂けるなら」
「宜しいかな」
「そうですね、別に決まっていることではありません」
 ナリアは二人の言葉に頷いた。
「これといって」
「そうだろ、俺は偉そうにする性分じゃねえんだ」
 ゼット自身もこう言った。
「だからこの口調でな」
「その物腰ですね」
「それでいくな」
「それでは」
「ああ、それでこれからどうするんだ」
 ゼットは仲間達に尋ねた。
「生き返ったことはよしとしてな」
「それだね」
 ヨドンナが応えた。
「実はまだね」
「何もかよ」
「決まってないんだよね」
「さて、何をするか」
 カオスも言った。
「決まっていないな」
「折角蘇ったが」
「ゴセイジャー達とただ戦っても面白くないしな」
 モンスとデレプタも思うことだった。
「特にな」
「そうだな」
「そもそも我々を誰が蘇らせてくれたのか」
 デストラはこのことに言及した。
「それすらもわかりません」
「そうです、私達も全く何もわかっていません」
 インサーンも言うことだった。
「どうして蘇ったのか何を目的とすべきか」
「ただ戦隊の者達がいるからです」
 ダマラスはこう話した。
「互いに手を結び合っていますが」
「そこから先がな」
「全く何も決まっていない」
 アザルドとクバルも話す。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ