第20話:決まらぬ行き先……
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めぐみんperspective
私は爆裂魔法をこよなく愛するアークウィザード!爆裂魔法を使う為にアークウィザードになった紅魔族!我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし最強の攻撃魔法・爆裂魔法を操る者!
と言う訳で、成り行きでサムライと言う冒険家グループの一員になってしまい、私の爆裂魔法は彼女達の為に使われる事になりました!
……の……筈でした……
肝心のサムライの次の目的地がアレ(対デルベンブロ戦)から3日が経ってもまだ決まりません……
その原因が……
「今直ぐ勇者セイン様が率いる白ノ牙と合流して共同戦線を―――」
「もしもお前やツキツバの力があの馬鹿セインの手に渡ったらどうなるか?ちゃんとそこまで考えて―――」
「考えてるからこそ急いで白ノ牙との合流を急がなきゃいけないんじゃないか!」
「だから!それこそが最悪のシナリオなの!お前やツキツバの力があの馬鹿セインの手に渡ると言う最悪な事態を―――」
「それのどこが最悪なんだよ!寧ろ、ツキツバさんが勇者セイン様が率いる白ノ牙の仲間入りをすれば、魔王討伐達成が物凄く早まるだろ!」
「はやまるな!焦って変な判断をして墓穴を掘ったら、お前はどう責任をとる心算だ!」
……どうやら、デルベンブロ来襲を切っ掛けに魔王討伐を急ぐべきだと言う方向性でサムライは動く筈だったのですが、ノノが魔王討伐を早める為の一環として勇者セイン様が率いる白ノ牙との合流を急かしたら、氷狼族のセツナが先程の口論通りの猛反対を行ってしまい……お陰でノーザスタルから1歩も出ていません……
この私を含め、サムライの他のメンバーはセインが何者なのかなどは全く気にしておりません。
ただ、ノノとセツナの2人がセインに下す評価について意見が真っ二つなだけなのです。
しかも、この口論の厄介な所が……
「ツキツバさん!もう往きましょう!こんな世間知らず相手にこれ以上時間を無駄には出来ません!」
そう言ってノノがツキツバを連れて往こうとすると、
「馬鹿野郎!そのままセインの奴に遭いに逝く心算か!?」
と、こんな感じでセツナがノノを通せんぼするのです……
で……結局ノノとセツナの口喧嘩は振り出しに戻って平行線をたどり、ノーザスタルから1歩も出ていません……
……本当に勘弁して欲しいです……
取り合えず、ツキツバと共にノーザスタルを散策する事にしました。
街では彼女達は魔族を倒した英雄扱いだ。
いや、一応ではあるが本物の英雄でしたね。
おかげで宿も無料で借りられるし、身の回りに必要な物もいえば直ぐに用意してもらえる。
街が完全に復興した暁には石像が建てられるそうだ。
ツキツバは自分のしたい事をしただ
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