第三千二百六十五話 欧州一の国でも
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第三千二百六十五話 欧州一の国でも
イタリアはドイツにさらに言いました。
「それで俺達もっと自分達の立場を上げようかって思ってるんだ」
「そうだぞこの野郎」
ロマーノもドイツに言います。
「お前も考えは同じだろ」
「それはそうだが」
ドイツもそうした考えでした、ですが。
微妙なお顔になってです、イタリア兄弟に言いました。
「しかし壁は厚いぞ」
「俺達とイギリス、フランスのだね」
「もっと言えば生徒会のな」
「あっ、ドイツもわかってるんだ」
「よく言われることだからな」
それでというのです。
「俺もだ」
「そうなんだね」
「それで言うが」
ドイツはイタリアにさらに言いました。
「生徒会に入りたいのだな」
「はっきり言うとね」
「それは難しいぞ」
この現実を言うのでした、ドイツも入りたいのですが中々上手くいかないことをよくわかっているのです。
第三千二百六十五話 完
2024・3・1
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