援護軌道
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イ・ルーラー』。
『デザート・ホーク・カスタム』の背後に大型の平行翼と後進翼、合計4枚を追加し、背中から見るとアスタリスクを横にしたような形が特徴的です。そしてエアロシェル状の超高感度バイザーを頭に被ることによってこちらも高速戦闘を可能としています。さらに装甲の一部と常備装備を外して、その部分にブースターを追加することでさらに速度の上昇には成功していますが……その分常備装備を全て量子化してしまっているので対応できる武装の展開時間がかかるのが弱点。それを補うように各翼には5連装小型ミサイルポッドが合計で4つ追加されています。
『えっと、本当によろしいのですか?』
「大丈夫です」
『では失礼しますわね』
そう言うと少々の重量が私の背中にかかって、セシリアさんが私の翼の上に乗ったのが分かります。
これがこの『スカイ・ルーラー』の1つの特徴。大型の翼を利用して他のISを載せることでエネルギーを使わせないで現場まで輸送することを可能としています。重量的に乗せられるISは1機だけですが、2機が現場に急行できれば大抵の状況には対応できます。
「今回はバックアップですか……」
『仕方ありませんわ。一撃で落とせるだけの武装が無いのですから』
「はい、一夏さんたちの成功を祈ります」
私の独り言に近い言葉にセシリアさんが相槌を打ってくれます。
高機動パッケージを装備した私とセシリアさんは二人が失敗した場合の回収部隊、もしくは二人の援護、いざとなれば変わって戦うという可能性もあります。なので私たちは出来る限りエネルギーを使わず接近するため、現在は翼で風を受けることでグライダーのように飛行しています。そのため、通常よりも遅い速度で先行した2人の後を追っている状態です。
この速度の場合接敵まではおよそ5分。一夏さんたちと先に戦闘することから7分と見積もっていいでしょう。
願わくばそれまでに二人が成功して無事に帰ってこれることを神に祈りましょう。
私は小さく右手で胸の前に十字架を切る。
『あら? 神頼みですの?』
私の動きがISを通して見えていたのか、セシリアさんが話しかけてきました。
「ええ、一応私はキリスト教徒なので」
『あら、そうでしたの。今まで気づきませんでしたわ』
「そこまで熱心な信者ではありませんからね」
『無駄話をするな! 作戦中だぞ!』
『「は、はい!」』
オープン・チャンネルからの織斑先生の一喝で私もセシリアさんも再び黙って前を向きます。
それにしても、バランスがとりづらいですね………今私はPICと翼だけで風に乗っている状態です。ブースターを使わず航続距離を伸ばすためにこういうことも可能なのですが、通常時のバランスが背中に集中しすぎな
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