第二章
[8]前話
「アメリカだけじゃなくてな」
「助っ人の獲得はですね」
「他の国も見てだよ」
そうしてというのだ。
「やるべきなんだよ」
「いい選手はどの選手でもですね」
「獲得する様にしないとな」
さもないと、というのだ。
「駄目なんだよ」
「チームが強くなる為にな」
「どの国でも野球をやっていればな」
「そこに人材がいますね」
「その人材を見付けたらな」
その時はとだ、根本は森に笑って話した。
「獲得するんだよ」
「そして活躍してもらうことですね」
「そうだよ、有望な高校生や大学生にな」
「ノンプロにですね」
「それに助っ人もっていうことだ」
「それで郭を獲得して」
「西武で頑張ってもらってるんだ」
今そうしてもらっているというのだ。
「それだけだ、というか何処にも郭みたいなのはそうはいない」
「流石にいないですね」
「むしろとんでもなく目立つからだよ」
その能力がというのだ。
「獲得したんだ、そこを間違えられるとな」
「根本さんとしてもですね」
「違うって思うよ」
森に笑って話した。
「本当にな」
「そうなりますね」
「ああ、そこはな」
こう言って森に今自分達がいる店で何がいいかも話した、野球の話だけでなくそちらの話もしたのだった。
郭はそれからも西武で活躍した、それでだった。
日本でも台湾球界に注目する様になった、そして助っ人を獲得することにもなっていった。日本球界は気付けばだった。
アメリカだけでなく台湾に韓国それに中南米からも助っ人を探して獲得する様になった、そうなったことには根本の存在も大きいかも知れない。台湾から郭泰源という恐ろしい助っ人を獲得して活躍させたので。日本のプロ野球の歴史の一幕の話である。
オリエンタル超特急 完
2024・1・15
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