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ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第52話 =真実=
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くなったら…俺…俺!!」

「リクヤ、お前の治療は100%完了している。もう俺は用済みだったんだ…悔やむことはない」

「そうじゃない!!もうお前も俺なんだよ!!」

「……俺もおかしいのかもな…その言葉を聞けてうれしかった…」

会話を続けていく間にもソラの体にはどんどん光の線で亀裂が入っていき、もう左半身がなくなっていた。

「…ぐっ…リクヤ、ユイはどうなった…?」

「…ここにいないってことは…多分成功したんだと思う…だからお前も!!」

「俺には最後、お前を元の場所に戻す仕事がある」

そういい、見えない左足を使うかのごとくこちらへ歩いてきた。ストッパーを失った壁は先ほどよりもスピードを上げてこちらへ向かってくる。

「…さよならだ、またどこかでな」

そう言い、俺の額に手のひらをぶつけ転送されるようにしてしまう。それに答えるように俺の周りに光が集まってきてソラがどんどん見えなくなっていく。

「ソラ!!」

「…今まで、本当に楽しかった…!ありがとう…!」

恐らく嘘偽りない本当の感謝なのだろう…。それに反論するのは間違ってる…そう何かが言っている気がした。

「こっちこそ…ありがとう!絶対にお前のことは忘れない!!」

俺の言葉が言い終わった直後視界が完全に光に包まれ、何も見えなくなった…。

















俺が目覚めたときには転移結晶で俺を含めすでに脱出していたらしい。周りの白い空間ではなく、第1層の町並みが俺の目に飛び込んできた。

「……ソラ…話せるか?」

「っ…」

キリトが聞いてきた理由、それは謎の声がオブジェクト化するさいに聞こえたらしい。俺に似た声で感謝の言葉が耳に入ってきたとキリトは言っておりあそこにいた全員、同じような現象にあったらしい。

「…ソラは…消えたよ…」

「…そっか……ごめん…」

多分、ソラの思いは全部ユイに託されただろう…そう俺は信じたい。

その後先に帰ってもらって街で待っていたユリエールさん、シンカーさんや教会にいた子供たち、サーシャさんに別れを告げて
俺たちはホームのある22層へと帰った。《軍》はどうやらキバオウたちを追放に成功、もう徴税の心配も無いそうだ。そして巨
大になりすぎた《軍》は解散、集めた物資ははじまりの街にいる人全員に平等に分け与えるつもりらしい。

アスナの首にはユイがオブジェクト化したクリスタルがネックレスとなって掛かっている。時々トクン…と瞬くのがユイがまだ
生きている証…キリトは現実に戻ったらユイとして展開させるよう頑張るらしい。
俺には何も残す時間が無かったのでユイのような形は残っていなかったが大丈夫だと思う。たとえAIだとして
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