第13話
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表情を浮かべ、フェリは呆けた表情で屍鬼アイーダに近づいた。
「フェリちゃん、駄目っ……!」
「離れなさい!その者にもはや正気は――――――」
フェリの行動を目にしたアニエスとメイヴィスレインが警告したその時屍鬼アイーダはフェリ目掛けて強烈な一撃を叩きつけようとした。
「あ――――――」
「……っ……」
「アニエス、また貴女は……!」
「おおおおおおおおっ!!!――――――グハッ!?」
屍鬼アイーダの攻撃をフェリが呆けてみている中アニエスはフェリを庇う為にフェリに駆け寄ろうとし、それを目にしたメイヴィスレインは驚きつつも瞬時にアニエスに結界を付与し、ヴァンは叫びながらフェリの前に出て間一髪のタイミングでシャードによる結界を展開してアイーダの攻撃を防ぎ続けたが結界はすぐに破られ、ヴァンはダメージを受けると共に吹き飛ばされた。
「ヴァ、ヴァンさん……っ!?」
「わ、わたしたちをかばって……」
「……依頼人にバイト助手……大怪我させたら信用に関わるからな……(クソ……アバラをやったか……?”仮面の紳士”が言ってた加勢ってのは……)」
アニエスとフェリがヴァンを心配している中、ヴァンは身体の痛みに耐えながら打開策を考えていた。すると屍鬼アイーダはヴァンに止めを刺す為にヴァンに近づこうとしたが
「アイーダぁッ!!」
「グッ……!?」
ガルシアが側面からの強襲で屍鬼アイーダを吹き飛ばし
「聖なる光よ、不浄なる者を浄化せよ――――――贖罪の光霞!!」
「ガあああああぁぁっ!?」
メイヴィスレインは追撃に上位の神聖魔術を発動し、メイヴィスレインが発動した魔術によって神々しき光で包み込まれた屍鬼アイーダは呻き声を上げて怯んだ。
「ったく、成り行きとはいえ、バケモノ化したかつての古巣の仲間とやり合う羽目になるとはな………今のアイーダとやり合う気がないんだったら、足手纏いのテメェらは怪我人を連れて下がって黙って見ていろ、ガキ共!」
「アニエス、貴女はフェリと共にヴァンを安全な場所まで連れてヴァンの回復に専念しなさい!私はその男と共に、上位の屍鬼と化したあの者を浄化します!」
ガルシアは溜息を吐いた後アニエス達に警告し、メイヴィスレインはアニエスに指示をした後ガルシアと共に屍鬼アイーダと対峙して戦闘の構えをした。するとその時かつて旧首都の地下遺跡での窮地の時のようにその場の空間がヴァン達を除いて停止した!
「こ、これって……」
「何だぁ?アイーダの動き――――――いや、周りが……」
「これが地下遺跡の時の……」
停止している屍鬼アイーダや周りを目にしたフェリやガルシアが戸惑っている中、心当たりがあるメイヴィ
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