第13話
[7/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
チ……」
「アイーダさん……!」
「な、何とかこのまま……!」
アイーダは自分を追い詰めたヴァン達に感心し、正気に戻った様子のアイーダを見たフェリとアニエスはそれぞれアイーダを救えるかもしれない希望を抱いた。
「うんうん、いいじゃない?――――――それじゃあ、最終段階、行ってみようか♪」
「てめえ――――――!!」
一方その様子を興味ありげに見ていたメルキオルは更なる不穏な言葉を口にし、それを聞いたその場にいる者達がそれぞれ血相を変えている中ヴァンがメルキオルを睨んで声を上げるとメルキオルはゲネシスを発動させた。
「ウガアアアァアァアアアアッッ!?」
するとアイーダは咆哮し、ローガン達が無力化したアイーダの部下達は立ち上がり、アイーダに近づいた。
「いやああああっ!?アイーダさん、アイーダさああん!?」
「やめてくださいっ……!ど、どうしてこんな――――!?」
「ッ……(せめてどちらかだけでも……!)」
その様子を目にしたフェリは悲鳴を上げ、アニエスはメルキオルを見つめて止めるように声を上げ、ヴァンは唇を噛み締めてどうするべきか考え込んだ。
「オイオイ――――――随分とお愉しみじゃねえか?」
するとその時獰猛そうな声が聞こえてきた後ランドロスがメルキオルが乗っている石柱を自身の得物である大剣でぶった切った!
「うわわわっと……!?」
ランドロスの強襲に慌てて回避したメルキオルは別の石柱に着地した。
「”仮面の紳士”に”キリングベア”……!良いタイミングだぜ……!」
ランドロスとガルシアの登場にヴァンは口元に笑みを浮かべた。
「だぁはっはっはっ!犬どもはあらかた片づけてなぁ。”加勢”も駆け付けたからあっちは任せてきたぜ。」
「加勢だと……?」
ランドロスの話にヴァンが眉を顰めるとランドロスがメルキオルに視線を向けた。
「―――――よう、テメェが”棘”とやらか。マフィアの幹部ゴッコも含めて随分と色々と遊んでるみたいだなぁ?」
「ふふっ………初めまして、かな?”六銃士”の一人にしてクロスベル双皇帝の片翼――――――噂はかねがね聞いているよ。ちなみにその仮面はまさかとは思うけど、それで正体を隠しているつもりなのかい?」
ランドロスに声をかけられたメルキオルは不敵な笑みを浮かべて答えた後ランドロスに訊ねた。
「何の事を言っているのか知らねぇが、オレ様は”仮面の紳士”ランドロス・サーキュリーで、”六銃士”じゃねぇぜ?だが喜べ、このオレ様が”六銃士”に代わってその噂をその身に刻み込んでやるよ。安心しろ、色々と話を聞くために殺しはしねぇよ?――――――お前達もそれでいいだろう、”北”の”独立”を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ