第13話
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オーダーによる仕事だったからあながち間違いじゃないんだけど。」
「フン……確かにただのマフィアって感じじゃなかったが。あの装置を仕掛けたのもアンタだね?」
メルキオルの話に鼻を鳴らしたアイーダは石柱に嵌っているゲネシスに視線を向けた後メルキオルに確認した。
「ああ、凄いだろう?死者すら蘇らせる”奇蹟”の実験!フフ、まあボスによれば装置自体はどうでもいいらしいけど。」
「え――――――」
「てめえ、何を……」
メルキオルの話を聞いたアニエスが驚き、何かを察したヴァンが警戒の表情を浮かべたその時
「―――――だけど”実験”は最後までやり切って欲しいかな?」
メルキオルは一瞬の早業でダガーを投擲して猟兵達を拘束しているワイヤーを切って拘束を解いた。
「ッ……!?」
「ワイヤーが……!?」
ワイヤーが切られた事にアイーダは目を見開き、フェリは声を上げた。
「それじゃあ、始めようか―――――!」
そしてメルキオルが宣言したその時ゲネシスは更に赤く輝き始めた!
「うああああっ……!?」
「アイーダさん……ッ!?」
呻き声を上げたアイーダを目にしたフェリは心配そうな表情で声を上げた。
「ま、ズイね……これハ……アンタたち……ここから逃げナアアアアアア!!」
そしてアイーダが必死に耐えながらヴァン達に警告するとアイーダ達は暴走し始めた!
「アイーダさああん!!し、しっかりしてくださいっ!!」
「な、なんてことを……」
「外道が………ッ!」
「クソが……!アニエス、フェリも腹を括れや!メイヴィスレインは”火喰鳥”達を浄化しない程度に加減をして戦ってくれ!姉貴分を取り戻したんだろう!?まずは何とか無力化するぞ―――――!?」
アイーダ達の状態を目にしたフェリは悲鳴を上げ、アニエスは悲痛そうな表情を浮かべ、メイヴィスレインは怒りの表情でメルキオルを睨み、ヴァンは自身の武装を構えてアニエス達に号令をかけた。
「っ……!了解―――――ッッ!!」
「何としても取り戻しましょう……!」
「天使であるこの私が浄化すべき不浄の者達相手に加減等不本意ですが……それが今の私の”契約者”であるアニエスの望みでもあるのですから仕方ありませんね。」
ヴァンの号令にアニエス達はそれぞれの武装を構えた。
「―――――ならば、俺達も加勢しよう。」
するとその時フラッシュがたかれた後ローガン達がその場に現れてそれぞれの武装を構えた!
「ええっ!?”アイゼンシルト”とは別の猟兵……!?」
「クルガの戦士達でもありません……!?」
「その装束にエンブレム。お前達、まさか――――――」
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